レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

F1ニュース

投稿日: 2012.03.29 00:00
更新日: 2018.02.16 08:11

Fインディア、ケータハムの著作権侵害を再度訴え


 フォース・インディアは、エアロラブおよびチーム・ロータス(現ケータハム)に対する著作権侵害訴訟の裁定に対して不服申し立てを行うとともに、FIAに対してこの件について改めて調査するよう求める意向であることがわかった。

 ロータスが2010年のマシンを開発する際、風洞会社のエアロラブ社が作業を請け負った。エアロラブはロータスとの契約以前にはフォース・インディアと契約しており、未払いの料金があるとして同チームを訴えている。その後、フォース・インディアはエアロラブとロータスが風洞モデルのデザインに関する秘密の情報を不正に使用し、著作権を侵害したとの訴えを起こした。

 高等法院は判決において、エアロラブが組織的にフォース・インディアのデザインの重要なパーツをコピーしたとは証明されていないとしたが、エアロラブとロータスは2010年のマシンをデザインする過程でフォース・インディアが知的所有権を有するコンポーネントをいくつか使用したとして、フォース・インディアに対して25,000ユーロの損害賠償金の受け取りを認めた。
 一方フォース・インディアは、エアロラブへの未払い金として約85万ユーロの支払いを命じられている。

 フォース・インディアの代理人は、賠償金の額は自分たちが受けた損害に対して低すぎるため判事に対して不服を申し立てる見込みであり、FIAに対してもこの件に関与してくれるよう求めたいとコメントしている。

 一方マルシャチームは、FIAに書面を送り、この件に関する懸念を表明し、現ケータハムがコンコルド協定の著作権に関する取り決めに違反したかどうか明らかにしてほしいと要求したということだ。


関連のニュース