更新日: 2018.02.16 07:53
F1開幕。FP1はマクラーレンが1-2。可夢偉10番手
2012年のF1開幕戦オーストラリアGPが現地時間16日(金)にメルボルンのアルバートパーク・サーキットで幕を明け、12時30分から行われたフリー走行1回目は、マクラーレンのジェンソン・バトンがトップタイムをマークした。ザウバーの小林可夢偉は10番手と上々の滑り出しを見せた。
待ちに待った今季最初のセッションは、直前に降った雨の影響であいにくのウエットコンディションのなかスタート。気温20度、路面温度は18度。セッション開始時の天候は曇りだったが、各車は最初のインスタレーションラップからインターミディエイトタイヤ(グリーン)での走行を強いられた。
90分のフリー走行序盤はトロロッソ2台がまずは1分40秒台のタイムを刻み、次いでセバスチャン・ベッテルやフェルナンド・アロンソといった上位勢もタイムを記録。開始30分過ぎには、アロンソが1分37秒台でトップに立ち、その後36秒台をマークした可夢偉が全体のトップでセッション前半を折り返した。
好調なスタートを見せたザウバーは後半の走り始めからドライ用のミディアムタイヤを他チームに先駆けて投入。すると、またも可夢偉が自身のトップタイムを大きく上回り、その翌周には1分30秒台、計測15周目には29秒台とリズム良く刻み、中盤をリードするかたちでセッションを進めていった。
終盤のコースコンディションは時間を追うごとに回復。残り20分を切り、トップはメルセデスのミハエル・シューマッハーで、マクラーレンのルイス・ハミルトン、フェラーリのアロンソと続く。フェリペ・マッサは、9コーナーで濡れたダートにはみ出しコースアウト。グラベルにはまり、11周で一足早く走行を終えた。
残り10分、ここでマクラーレンのバトンが1分27秒台をマークしてトップに浮上。チームメイトのハミルトンも同じく27秒台に入れ、マクラーレンが1-2のまま最初のセッションを終了。3番手はシューマッハーで、以下アロンソ、マーク・ウエーバー、ニコ・ロズベルグと続いた。
ザウバーの可夢偉は最多の26周を走り10番手。ベッテルが11番手。注目のキミ・ライコネンはセッション終盤までガレージ内でマシンの作業に追われ、残り7分のところでようやくコースイン。トータル8周ながらも可夢偉、ベッテルを上回る9番手タイムで1回目のセッションを終えている。
なお、HRTのナレイン・カーティケヤンはマシントラブルに見舞われコース上でストップ。車検通過が遅れたペドロ・デ・ラ・ロサはマシンを走らせることができなかった。