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F1ニュース

投稿日: 2009.05.15 00:00
更新日: 2018.02.15 13:13

F3チーム、ライトスピード、ガスコインと組み2010年F1にエントリー提出へ


 ブリティッシュF3インターナショナルシリーズのナショナルクラスに参戦するライトスピードF3が、バジェットキャップ制が採用される2010年F1にエントリー提出を行う意思があることを明らかにした。同チームはマイク・ガスコインと彼が率いるMGI Ltdの協力を得てF1に参戦したいと考えている。

 ノーフォークにベースを置くライトスピードF3は、2008年初めに設立、今年イギリスF3での2年目を過ごしている。創設者は、1989年から1991年にチーム・ロータスF1で空力および構造テストを担当したニコ・ジャッジと、21年にわたってロータス・エンジニアリングでコントロールシステムを担当したスティーブ・ケンチントンである。
 ふたりは、マクラーレン、ザウバー、ティレル、ジョーダン、ルノー、トヨタ、フォース・インディアでF1キャリアを積んだデザイナー、ガスコインと組み、ライトスピードGPの名称で2010年のエントリー空き枠3つのうちのひとつを獲得することを目指すという。

「(バジェット)キャップルールが変更されるかどうかまだ分からない」とチームプリンシパルのジャッジ。
「また、もちろん我々の申請が受理されるかどうかも分からない。キャップ制が却下される可能性はある。問題なのは、2010年グリッドに並ぶためのプロジェクトにはあまり時間がないということだ。準備のために時間を最大限に活用するため、多少のリスクは冒さなければならない」
「今はF1に参入する最適の時期かもしれない。FIAはここまでのところはバジェットキャップの導入を推し進めているし、世界的に人気のあるこのスポーツの長期的な展望を熟慮している。今はインディペンデントチームが入り込む余地があり、必要とされてもいる。バジェットキャップチームには技術的な自由が許され、経済的なパラメーターの中でコンペティティブなパフォーマンスを得ることができる」
「MGIが我々と共に働いてくれることは喜ばしい。彼らが参画し、プロ意識を注いでくれれば、彼らの持つ専門的知識、経験、潜在的な危険への理解はいかなるチームにとっても非常に貴重なものとなる。MGIはライトスピードの計画に従って作業を進め、チームのテクニカルコンサルタントとしての役割を務めてくれる」
「モータースポーツにおける技術開発へのライトスピードの献身は、イギリスF3の活動を通してすでに十分示されており、6月12日のチーム申請承認の発表より1カ月早く行動を起こしたことは、我々のF1に対する確固たる態度の表れである。6月半ばまでには完璧に計画されたF1シャシーを用意する予定だ」


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