全日本選手権フォーミュラ・ニッポンの開幕戦が4日、富士スピードウェイで幕を開け、土曜朝のフリー走行が行われた。2009年最初のセッションのトップタイムを奪ったのは2年連続王者の松田次生(LAWSON IMPUL)。2番手には平手晃平(ahead IMPUL)が続いた。
富士山も顔を出す絶好のコンディションで迎えたこの日の富士スピードウェイ。午前9時30分からスタートしたフリー走行は、新シャシーFN09での初めての公式セッション。事前の合同テストが天候の関係で満足に周回がこなせなかったこともあり各車積極的にデータをとりに行くかと思われたが、タイヤのセット数の関係か序盤は数台が走行するのみ。静かな幕開けとなった。
セッションも30分を過ぎた頃から続々とマシンがコースイン。タイムが次々と塗り替えられていく。残り10分となったところで、それまでの平手のトップタイムを塗り替えてきたの王者松田。終盤、各車積極的に周回を重ねるが松田のトップは揺るがず、そのままチェッカーとなった。
2番手は平手で、インパル勢がワンツー。3番手は事前の合同テストで好調だったアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S)だった。ホンダエンジン勢の最上位は6番手のロイック・デュバル(NAKAJIMA)。ルーキー最上位は国本京佑(Team LeMans)の10番手となった。