レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

F1ニュース

投稿日: 2011.01.13 00:00
更新日: 2018.02.16 00:27

FOTA、レッドブルの協約違反について調査


 レッドブル・レーシングがF1チーム内で合意したリソース制限の取り決めを破ったとの報道がなされる中、フォーミュラワン・チームズ・アソシエーションが調査を行うことになった。

 F1チームはリソース・リストリクション・アグリーメント(RRA)を定め、スタッフの人数、支出、リソースなどに制限を設けている。
 しかしレッドブル・レーシングの支出は定められた制限を超えていたとの報道がなされた。あるトップチームの上層部がBBC Sportに対し、彼はレッドブルがRRAを「無視した」と考えているとコメントしたということだ。

 レッドブル・レーシングのチームプリンシパル、クリスチャン・ホーナーはこれを否定している。
「我々はRRAの導入以来、この制限に従って動いてきた」と彼はBBC Sportにコメントしている。
「途方もないハードワークと内部効率によって、(取り決めを)忠実に守ってきた」

 レッドブルはFOTAに明細書を提出したという。
「他のチームは(我々が予算を使いすぎたかどうかについて)、去年フロントウイングやライドハイトなどについて追求したように取り組むだろう。だが我々には何の問題もない」とホーナー。
「レッドブルの予算はF1でおそらく3番目か4番目だ」

 フェラーリのチームプリンシパルであり、昨年FOTAの副会長を務めたステファノ・ドメニカリは、12日、この件についてFOTAは調査を行うと述べたとフェラーリ公式サイトが伝えている。
「私は、よく知りもしないで他のチームのことについてコメントしたくはないと思っており、今回についてもそれは同じだ」とドメニカリ。
「私に言えるのは、FOTAにおいて定めた制限を我々は尊重してきたということだけだ。この合意は、特に大手チームが大きな努力を払って達成した、非常に重要な結果だ」
「今後の会合でこの件について話し合う。リソース・リストリクション・アグリーメントはチーム内でなされた内輪の合意であり、スポーツ上いかなる影響もおよぼさない。しかし合意への違反が発覚した場合には、FOTAはいかなる場合であっても介入する権利を持つ」

 RRAはFOTA内の合意であり、FIAが定めた規則ではないため、もし違反が発覚しても、2010年のリザルトが変更されることはない。
 しかし、FOTA内では、違反したチームは、予算を超過した分、翌年に使える予算が減らされるという取り決めがかわされているようだ。