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F1ニュース

投稿日: 2015.10.31 00:00
更新日: 2018.02.17 11:19

GP直送:いまだ決まらないレッドブルのパートナー


 ロシアGPで「2〜3週間以内に来年のパワーユニットが決まっていないと、マシンの開発という観点から、かなり厳しい状況になる」と語っていたレッドブルのダニエル・リカルド。しかし、それから3週間が経とうとしているメキシコGPでも、まだ進展は見られていない。リカルドは木曜の会見で、次のように現在の心境を述べた。

「正直、状況が読めなくなっていることは確かだ。でも僕は以前よりも、来年もレースできることを信じている。いまは、どのパワーユニットになるのかということがわからないだけ。もちろん誰も僕たちにパワーユニットを供給しなければ、レースを続けることはできない。僕たちはレースがしたい。だから供給してくれるメーカーがあれば、どこでも申し出を受け入れるはずだ」

 メルセデスとの交渉が断たれ、フェラーリにも断られたレッドブルに、残っている選択肢はふたつしかない。ひとつはルノーとの復縁で、もうひとつはホンダだ。ルノーはロータスを買収することで基本合意しているが、最終的な決定はシーズン終了後になると言われており、不透明な状況である。

 ホンダの新井康久F1総責任者はレッドブルへの供給について、次のように語っていた。

「そんな噂が流れていることはアメリカGPで初めて聞きました。可能性がゼロというわけではないが、いまの我々には噂を気にするより、マクラーレンとやらなければならないことがたくさんある」