投稿日: 2014.11.21 00:00
更新日: 2018.02.17 04:26
更新日: 2018.02.17 04:26
GP直送:ケータハム管財人が可夢偉を選んだ理由
(尾張正博)
F1最終戦アブダビGP、ケータハムのホスピタリティに見慣れぬ初老の紳士がいた。チームウェアを着ている、その男性こそケータハムの管財人であるアイルランド人のフィンバー・オコンネルだ。
「今は管財人であり、チーム代表として座っているが、私がこのチームの代表を務めるのは1戦だけ。最終戦が終了すれば、私はチームを売り、新しいオーナーが代表を決める」
オコンネルが「#RefuelCaterhamF1」という名のクラウドファンディングを開始したのは、ブラジルGPが始まった11月7日だ。
「批判する人もいるが、私の役割はチームをここに連れてくること。それが来年に向けて、このチームにとって最良の道だと判断したからだ」
しかし、いまだクラウドファンディングはオコンネルが目標としていた235万ポンド(約4億3000万円)には到達していない。どのようにして資金を捻出したのだろうか。
「いくつかの企業がサポートしてくれた。たとえば、パワーユニットを供給してくれているルノーやギヤボックスを提供してくれているレッドブルテクノロジーなどだ。それらのサポートがなかったら、ここにたどり着くことはできなかっただろう」
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