更新日: 2018.02.23 11:12
GP2アジア第5戦サクヒール:バルセッキが今季3勝目を挙げタイトルを獲得
26日、GP2アジアシリーズ第5戦の決勝がバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われ、iスポーツのダビデ・バルセッキが逆転優勝を飾り、今季3戦を残してシリーズ3代目のチャンピオンに輝いた。
レースはポールシッターのジュール・ビアンキがスタートに失敗、2列目からルカ・フィリッピ(Qi-メリタス)とハビエル・ビラ(アーデン)が抜け出し序盤をリードした。フィリッピが先行するなか、2番手ビラはフィリッピを上回るペースをみせたもののオーバーテイクまでは至らず、8周目という早めのピット戦略を選択して狙い通り首位に立った。
しかしレース中盤を過ぎると、3番手走行のバルセッキがペースを上げて先行する2台に迫ってくる。バルセッキは2番手を走るフィリッピとの差を徐々につめると、28周目の1コーナーでフィリッピをパス。勢いにのるバルセッキはその翌周に首位を走るビラのテールを捕まえ、さらに翌周の1コーナーでビラをパス、ついにトップ浮上を果たした。
バルセッキは残る4周も危なげなくまとめ今季3度目となるトップチェッカー。2位にフィリッピ、3位はビラとなった。ヴァージンF1の元テストドライバー、アルバロ・パレンテ(コローニ)はGP2復帰初戦を6位でフィニッシュ。第6戦でリバースグリッドの恩恵を受ける8位にはエイドリアン・ザウグ(トライデント)が入っている。
シリーズは第5戦を終え、ランキング首位のバルセッキがポイントを45まで伸ばし、ドライバーズチャンピオンを獲得。チームタイトルもiスポーツが61ポイントで2位のDPRに41ポイントのリードをつけている。
Pos. | Driver | Team | Time | Gridrn |
---|---|---|---|---|
1 | ダビデ・バルセッキ | i スポーツ | 1:02'05"146 | 2rn |
2 | ルカ・フィリッピ | Qi-メリタス | 2"792 | 4rn |
3 | ハビエル・ビラ | アーデン | 6"067 | 3rn |
4 | ジャコモ・リッチ | DPR | 6"238 | 7rn |
5 | チャールズ・ピック | アーデン | 13"026 | 9rn |
6 | アルバロ・パレンテ | コローニ | 17"777 | 5rn |
7 | セルジオ・ペレス | バルワ・アダックス | 23"948 | 10rn |
8 | エイドリアン・ザウグ | トライデント | 25"479 | 18rn |
9 | オリバー・ターベイ | i スポーツ | 29"253 | 6rn |
10 | ジュール・ビアンキ | ART | 33"238 | 1rn |
11 | ダニエル・ザンピエーリ | ラパックス | 34"509 | 19rn |
12 | エルマー・ブールマン | オーシャ・レーシング | 39"513 | 16rn |
13 | サム・バード | ART | 40"415 | 11rn |
14 | クリスチャン・ビエトリス | Dams | 41"750 | 8rn |
15 | エドアルド・ピスコポ | Dams | 45"779 | 12rn |
16 | ウィル・ブラット | コローニ | 46"803 | 20rn |
17 | ウラジミル・アラバドシフ | ラパックス | 48"577 | 17rn |
18 | マックス・チルトン | バルワ・アダックス | 65"086 | 13rn |
19 | ジェイク・ロゼンウェイグ | スーパーノバ | 66"211 | 23rn |
20 | ファビオ・レイマー | オーシャ・レーシング | 83"385 | 21rn |
21 | ヨセフ・クラル | スーパーノバ | 113"049 | 22rn |
22 | プレメン・クラレフ | トライデント | 1LAP | 24rn |
23 | ミハエル・ヘルク | DPR | 2LAPS | 14rn |
- | アレクサンダー・ロッシ | Qi-メリタス | DNF | 15 |