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投稿日: 2014.06.22 00:00
更新日: 2018.02.23 15:32

GP2決勝1:伊沢が開幕以来の入賞、佐藤は無念


 オーストリア、レッドブルリンクの予選で思うような結果が出せなかった伊沢拓也と、佐藤公哉。土曜日の決勝1は対称的な結果となった。

 20番グリッドスタートの佐藤は2コーナーで、他車の接触に巻き込まれてオーバーラン。マシン右リヤのサスペンションを破損し、コースに戻ったところを先ほどの他車に再び接触されて足回りのコントロールが付かない状況に。オープニングラップで無念のリタイヤとなった。

「2コーナーで当てられてからまっすぐ走らない状態で、すぐにまた接触されて完全に足回りが壊れました。そういう状況になるのも、常に巻き込まれる可能性の高い位置にいるから。予選で順位が悪いからだし、その予選も練習走行の走り出しでセットアップが根本的に違っているのがすべて」

 佐藤は期待を込めて、チームへもあえて独自の言葉で苦言を言う。

「テストで言えば、テスト期間までに勉強できていない状態。だからもっと勉強してここにこないと。週末が始まる前から、勝負が決まっている状態なんです」

 レース2へは「最後尾スタートなので、また巻き込まれやすい位置ですけど、なんとか完走したい」と抱負を話す。

 一方、これまでより若干の手応えを感じていた伊沢は、17番グリッドから抜群のスタートを決める。

「動き出しがよかった」と伊沢自身が話すように、前のクルマのインに行けないとみるや、すぐにアウトにマシンを振って、そのまま1コーナーへ。コーナーを抜けた時には11位と、スタートで6台を抜き去る。


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