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スーパーGTニュース

投稿日: 2013.03.01 00:00
更新日: 2018.02.16 14:26

GREEN TECメルセデス、新監督に歌手の稲垣潤一氏


 今季、スーパーGT300クラスに参戦するGREEN TEC RACING TEAMは1日、都内で今季の参戦体制を発表し、新たにチーム監督として歌手の稲垣潤一氏を迎えたことを発表した。

 東京・青山にあるメルセデス・ベンツ コネクションで開かれた発表会では、今季チームが走らせるメルセデス-ベンツSLS AMG GT3が会場に鎮座。今季のGT300に5台が登場するシルバーアローの中で最も目立ち、かつ本国のDTMドイツツーリングカー選手権でAMGが走らせているマシンからヒントを得たというメタリックシルバーのマシンを前に、今季の参戦体制が発表された。

 チーム体制は、昨年もメルセデスベンツSLS AMG GT3を走らせたGREEN TEC RACINGが、今年はヴィーマックRD350Rで2010年から参戦してきた和田久代表のオリジナルチーム、RQ'S motorsports(アールキューズモータースポーツ)と新たにタッグを組むことに。マシンのメンテナンスをRQ'S motorsportsが担当し、同チームお馴染みのベテランコンビ、和田久と城内政樹が新世代のGT3マシンを操ることになった。

 そして、このチームを率いる監督として期待とともに迎えられたのが、歌手の稲垣潤一氏だ。代表曲「クリスマスキャロルの頃には」で知られる稲垣氏は、幼い頃からのモータースポーツファンで、デビューまもない時期にはVWゴルフポカールシリーズやアルテッツァシリーズへの参戦経験も持つ生粋のレースファン。友人の縁で初めての監督、それも国内最高峰のスーパーGTの監督となることに、「どれだけできるか、多少不安もあった」と若干本音をのぞかせたものの、「チームがアットホームなのでいい感じでやれると思った。やるからには昨年以上の成績を残したい」と力強く語った。

 発表会にはサプライズゲストとして同じ事務所の人気アイドルユニット、AKB48の竹内美宥さんと元F1ドライバーの片山右京氏が花束をもってかけつけ、稲垣氏にエールを贈った。同じGT300のライバル、GSR & Studie with TeamUKYOで今年もスポーティングアドバイザーを務める片山氏は、「稲垣さんを前にすると相変わらず緊張してしまう」とコメント。稲垣氏がポカールレースに出場していた当時、サーキット近くでメカニックをしていた自分が稲垣氏のタイヤ交換をしていたと、当時のエピソードを明かし、今年はお互いがモータースポーツの盛り上げ役となることを期待。終始恐縮の面持ちだった片山氏も最後は「サーキットでは正々堂々」と、控えめながらも互いの健闘を誓い合った。

 稲垣“新監督”は、歌手活動のスケジュール上、全戦で指揮を執るのは難しいとしながらも、シリーズの3分の2程度はサーキットに足を運びたいとしている。


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