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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2014.05.20 00:00
更新日: 2018.02.17 00:02

GTEとGT3の統合計画は断念。正式発表は今週か


 2012年末から、WEC世界耐久選手権等の耐久レースで使用できるGTEクラスと、多くのプライベートチームに活用されるFIA-GT3クラスの規定を統合し、新たなGTカーカテゴリーを創設しようという動きが進められていたが、この計画が断念されたと英AUTOSPORTが報じている。

 もともと改造範囲の違いでGT1からGT4までさまざまなカテゴリーが存在していたGTカーのカテゴリー。ル・マン24時間では2010年までにGT1カテゴリーが廃止され、GTカーが参戦するカテゴリーはGT2をベースとしたGTEに。一方、GT1はFIA-GT1世界選手権が開催されていたものの、こちらも11年限りでGT1カーの使用は終了していた。

 一方、コストキャップを定めた車両価格や狭い改造範囲など、プライベーターを中心に広く人気を博し始めたのが、2005年に創設されたGT3カテゴリ−。独特の性能調整などで車両のバランスを均衡化し、メーカー、あるいはメーカーに委託を受けたレーシングガレージが製作した車両を販売するスタイルで、ヨーロッパはもちろん北米、日本やアジアでも広くレーシングカーが流通。自動車メーカーにとっても見過ごせないマーケットに成長していた。


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています