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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2011.09.12 00:00
更新日: 2018.02.16 04:42

ILMCシルバーストン:7号車プジョーが優勝


 インターコンチネンタル・ル・マン・カップ(ILMC)第4戦/ル・マン・シリーズ第4戦にあたるオートスポーツ・シルバーストン6時間レースは11日、決勝レースが行われ、セバスチャン・ブルデー/サイモン・ペジナウ組7号車プジョー908が優勝した。

 レースは序盤、ポールポジションを獲得した7号車プジョー、そしてそれに続いた8号車プジョー(ステファン・サラザン/フランク・モンタニー組)を抑え、アラン・マクニッシュ/トム・クリステンセン組2号車アウディR18 TDIがレースをリードする。

 しかし、1時間を過ぎた後から、トップ4を独占していたプジョー勢、アウディ勢にトラブルが襲いかかる。最初の犠牲者となったのは8号車プジョー。モンタニーがドライブ中にコプスで周回遅れの処理に失敗。スピンを喫し、バリアにクラッシュ。大きく遅れることとなってしまった。

 その直後、今度は先頭を走っていた2号車アウディにもトラブルが。66号車フェラーリ458をラップする際にインに飛び込んだマクニッシュだが、フェラーリにヒットされてしまい、ステアリングにダメージを負ってしまう。この直後、LMP2クラスの46号車オレカ03・ニッサンがピットレーンでクラッシュしたためセーフティカーが出たものの、2号車の遅れは致命的なものとなってしまった。

 これでレースは7号車、そしてマルセル・ファスラー/ティモ・ベルンハルト組1号車アウディR18 TDIの戦いになるが、今度は1号車アウディがリヤにダメージを負ってしまい、ベルンハルトはたまらずピットへ。アウディのクルーが迅速な作業で1号車を再度コースへ送り出すものの、この1分の差が勝敗を分けることになった。

 1台ずつが遅れたプジョー勢、アウディ勢に代わって、3位表彰台を射止めたのは、アレクサンドル・プレマ/オリビエ・プラ組24号車OAKペスカローロ・ジャッド。24号車OAKペスカローロは長い時間チームメイトの15号車OAKペスカローロ、そして2台のローラ・トヨタとガソリン勢同士の争いを展開していたが、24号車が3位となった。

 LMP2クラスは優勝を争ったストラッカ・レーシングの42号車HPD ARX-01d、そしてブーツェン-エナジー・レーシングの45号車オレカ03・ニッサンがダメージ修復でピット作業を強いられる中、ル・マン24時間、ILMCイモラに続きグリーブス・モータースポーツの41号車ザイテック・ニッサン(カリム・オジエ/トーマス・キンバー-スミス組)が優勝。ILMCのLMP2クラスでは、ル・マン24時間を含めるとニッサンエンジン搭載車が4連勝となっている。

 LM-GTEプロクラスは、終盤激しくトップが入れ替わる中、ジャンマリア・ブルーニ/ジャンカルロ・フィジケラ組51号車フェラーリ458イタリアが優勝を飾った。