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ラリー/WRCニュース

投稿日: 2015.07.07 00:00
更新日: 2018.02.17 09:08

JRC第4戦:新井敏弘が今季2勝目。スバル上位独占


 全日本ラリー選手権(JRC)は3日~5日、第4戦ARKラリー洞爺が行われ、新井敏弘/田中直哉(スバル・WRX STI)が優勝し今季2勝目。2位に新井大輝/伊勢谷巧(スバル・WRX STI)、3位に炭山裕矢/保井隆宏(スバル・WRX STI)が続き、スバル勢が表彰台を独占した。

 今シーズン初めてのグラベル戦となったJRC第4戦。ハイスピードステージとテクニカルステージが入り混じる全14SS、総走行距離394.18kmで争われた。

 金曜日に行われたSS1は、奴田原文雄/佐藤忠宜(三菱・ランサーエリューションX)がベストタイムをマーク。0.5秒差で炭山、0.7秒差で新井敏弘が続く形となった。翌土曜日のデイ1は、SS2で新井敏弘が最速タイムを記録しトップに浮上。続くSS3で炭山がベストタイムを記録し新井敏弘に迫ると、SS4で新井敏弘がギャップを2秒近くまで広げるなど、激しいトップ争いが繰り広げられた。午後の走行でも、ふたりのバトルは続き、デイ1終了時点で、トップは新井敏弘。2番手に炭山が0.9秒差で続き、6.7秒差の3番手に勝田範彦がつけた。

 6つのSSで争われるデイ2でも、新井敏弘と炭山によるバトルが繰り広げられるかと思われたが、デイ2最初のステージSS9で炭山がハーフスピン。トップの新井敏弘とのギャップが4.5秒まで拡大してしまう。セーフティリードを得た新井敏弘はその後、後続のペースに合わせたラリーを展開し、一度もトップを譲ることなく今季2勝目を飾った。

 トップとのギャップが広がった後も2番手を維持していた炭山だが、SS13でシフトリンケージにトラブルが発生。最終SS14では、デイ2を6番手でスタートしていた新井大輝がトラブルを抱えた炭山を交わし、総合2位でフィニッシュした。新井大輝はデイ2に行われた6SS中4SSでトップタイムを記録する好走をみせている。