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投稿日: 2012.04.05 00:00
更新日: 2018.02.16 08:19

KONDO、日産自動車大学校とGT-RでS耐参戦へ


 日産自動車大学校を運営する学校法人日産学園と近藤真彦代表率いるKONDO Racingは、共同プロジェクトを立ち上げ今季のスーパー耐久のGT3クラスに、ニッサンGT-RニスモGT3で参戦すると明らかにした。

 日産学園は日産自動車大学校(整備専門学校)として、全国の日産販社を中心とした日産グループにテクニカルスタッフを育成、輩出している学校。毎年高い国家整備士資格合格率と、就職内定率100%の実績を掲げているという。

 そんな日産学園は、「真のクルマ好きの人材、組織に通用する人材の発掘をモータースポーツを通じて実現していく」ことを目指し、同じ目標をもつKONDO Racingと共同プロジェクトを発足。ニスモが今季世界のGT3マーケットに向け発表したGT3カー、ニッサンGT-RニスモGT3でスーパー耐久T3クラスに参戦し、日産販社メカニックにとっても重要なレースメカニックのプロの技術や、組織運営に必要なチームワークなどを学んでもらう教育プログラムを実施していくという。

 今季、スーパーGT500クラスではD'station ADVAN GT-Rとしてホワイトとグリーンのカラーリングに彩られているKONDO Racingのマシンだが、このスーパー耐久でも同様のカラーリングに。プロジェクトに賛同したスリーボンドをメインパートナーに、ファルテック、日産グループ企業も協力して継続的なプログラム推進を予定していくという。

 他にも、横浜校の中にレース車両用ピットを設置しプロのエンジニア、メカニックを常駐させ常的に車両整備やチューニングを見学可能とするほか、全国5校の日産自動車大学校の生徒が、スーパー耐久のスケジュールに沿って近いサーキットのレースに関係していくなど、幅広い試みが予定されている。

 学園とのコラボレーションという形ではあるが、「途中参加になるけれど、最高峰のGT3クラスなので、まずは1勝を狙っていく」と近藤監督は力強く意気込みを語る。

 今季のスーパー耐久のGT3クラスには、PETRONAS SYNTIUM TEAMのメルセデスベンツSLS AMG GT3が2台、さらにBMW Z4 GT3が1台シーズンエントリーしているが、初登場の国産GT3の参戦はクラスを盛り上げることになるだろう。第2戦もてぎ戦からの登場予定だが、車両のスケジュール次第で本格参戦は第3戦からになりそうだ。

日産学園・KONDO Racingスーパー耐久参戦体制
ゼッケン:24
監督:近藤真彦
ドライバー:未定
車輌名:スリーボンド 日産自動車大学校GT-R
タイヤ:ヨコハマ


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