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スーパーGTニュース

投稿日: 2015.10.02 00:00
更新日: 2018.02.17 10:45

LEON SLS、もてぎテストで次戦以降のヒント得る


LEON RACING

公式テスト茂木 TEAM RELEASE

9月25・26日 栃木県にあるツインリンク茂木でSGT公式テストが行われた。今回のテストは蒲生選手が他レース出場のため、黒澤選手単独での搭乗となった。

昨日まで見せていた太陽は雲に隠れ、ウエットコンディションとなった初日。今シーズンよりウエットタイヤがニューデザインになったが、シーズンを通して雨の走行時間が少なく思ったようにデータを取れていなかったチームとしては、絶好の機会となった。

セッション開始と同時にコースイン。精力的に走行を続ける。常に変化し続ける雨量や路面状況に対応しチームに的確なフィードバックをする黒澤選手。赤旗でセッションが数度中断されたが、8番手タイムの1‘58.605で初日を終えた。最終戦だけではなく、今後のレースにおいても貴重なデータを収集することが出来た。

2日目、前日の赤旗により失った時間を考慮し、午後のセッション時間が延長されることとなった。昨日までの雨は上がったが、コース状況はフルウエット。コースが乾くまでピットにて待機する。周りのマシンがドライタイヤでコースインしていくのを確認しながら、ドライタイヤでテストをスタートさせる。最終戦は11月、その時期の気温・路面温度を考慮しながら黒澤選手はエンジニアと密に会話し時に図を用いて、たとえ直感的な感覚であっても、LEON SLSを速く走らせるために貪欲にリクエストしていく。ベストタイムは、7番手タイムの1‘50.121で2日間のテストを終えた。この結果だけを見れば、決して楽観視できるものではない。だが、今回はあくまでもテスト。次戦のオートポリス戦、そして最終戦で強く戦うための大きなヒントを得たテストとなった。

溝田唯司エンジニア
菅生レースから、直接もてぎに入りメンテナンスを行い、公式テストを行いました。テスト初日は生憎の雨でしたが、ヨコハマタイヤのウエットタイヤが新しくなってからテストの機会が無かったので、とても良いテストを行う事が出来ました。その後、ドライ・コンディションになり予定していたブレーキパッドのテスト等のメニューを消化する事が出来ました。しかし、今回のセットアップがもてぎに合って無く、本番に向けては修正が必要だと言う事がわかりました。最終戦は寒さなど、コンディションの変化を考慮して準備して行きたいと思います。

黒澤治樹選手
今回は、蒲生選手が他レースに出場しており、一人でのテストとなりました。2日間でレイン・ドライ共にテストが出来、内容の濃いテストとなりました。レースに向けてのセットアップを数多く確認することも出来きたのでこのデータをレースの結果に繋げたいと思います。