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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2010.09.13 00:00
更新日: 2018.02.15 22:13

LMSシルバーストン:プジョー圧勝! 1号車を先頭にワン・ツー


 今年からスタートしたインターコンチネンタル・ル・マン・カップ(ILMC)の開幕戦となったル・マン・シリーズ第4戦シルバーストンは、プジョー908 HDI FAP 1号車(アンソニー・デイビッドソン/ニコラス・ミナシアン組)が優勝。オレカ・プジョー4号車が2位に入り、LMSタイトルを獲得した。

 LMSシルバーストン、ALMSプチ・ル・マン、AsLMS上海を舞台に行われるILMCの記念すべき初レースとなった今回のシルバーストン戦。参加を表明したアウディ、プジョーの両ワークスマシンが顔を揃え、LMP1は豪華な顔ぶれが揃うこととなった。LMSのレギュラーでもあるオレカ・プジョー4号車(ステファン・サラザン/ニコラス・ラピエール組)に加え、ファクトリーの1号車が加わったプジョー陣営に、ワークスから2台のアウディR15 TDIが参戦、両陣営が再び激突することに。

 両陣営の火花は予選から激しく散り、僅差の予選では7号車アウディR15 TDI(トム・クリステンセン/アラン・マクニッシュ組)がポールポジションを獲得。8号車アウディ(ティモ・ベルンハルト/ディンド・カペッロ組)が2番手に続くことに。2列目には1号車、4号車とプジョー陣営が続いた。

 迎えた1000kmの決勝レースでは、ポールポジションの7号車アウディが飛び出すも、1号車プジョーが8号車アウディをかわし続く展開に。しかし、トップの7号車は14周を終えたところでなんとメカニカルトラブルが発生。2006年以来となるアウディプロトタイプカーのトラブルで7号車はリタイアに追い込まれることとなってしまった。

 これでトップに立ったプジョー1号車は、デイビッドソンがダブルスティントをこなすなど活躍。他の追随を許さない圧倒的なペースをみせ、最終的に2位となった4号車プジョーに42秒差をつけチェッカー。記念すべきILMC初代ウイナーとなった。

 2位は4号車プジョーで、LMSのチームタイトルをオレカが獲得。ドライバーズチャンピオンにはステファン・サラザンが輝くこととなった。3位には8号車アウディが入ったが、トップの1号車に1分46秒差をつけられている。ガソリンエンジン車最上位は009号車ローラ・アストンマーチン(ジョアン・バラジ/サム・ハンコック/ステファン・ミュッケ組)となった。

 13台がスタートしたLMP2クラスは、ストラッカ・レーシングのHPD ARX-01c(ニック・レベンティス/ダニー・ワッツ/ジョニー・ケイン組)が優勝。1台のみが出走したLM-GT1はラルブル・コンペティションのサリーンS7Rが完走を果たした。

 LM-GT2クラスは、地元イギリスのレースでJMWモータースポーツのアストンマーチン・バンデージ92号車(ロバート・ベル/ダレン・ターナー組)がポールポジションをゲットするも、レースはAFコルセの96号車フェラーリF430 GT(ジャンマリア・ブルーニ/ジェイム・メロ組)が優勝。92号車アストンマーチンは3位でチェッカーを受けている。


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