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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2009.03.04 00:00
更新日: 2018.02.15 12:17

LMS:ローラ、アストンマーチン側の発言に抗議


 アストンマーチンのボス、デイビッド・リチャーズが2009年シーズンのLMP1プログラムに関して行った発言に対し、ローラが怒りの声を上げた。

 アストンマーチン・レーシングは今季ル・マン・シリーズおよびル・マン24時間でLMP1クラスに参戦、ローラクーペにDBR9のエンジンを搭載したマシンで戦う。先週末、リチャーズは、アストンマーチンはローラのカスタマーシャシーに“膨大な開発”を施し、このマシンは“事実上アストンマーチンである”と発言したと報じられた。

 このコメントに対し、ローラ側は激しく反発した。彼らは、マシンにいかなる変更を加えようとそれは些細なものであり、ローラがデザインし作り上げたマシンに違いはないと主張した。

「今年のル・マン24時間およびル・マン・シリーズプログラムのためにアストンマーチンに供給されたローラLMP1に関し、アストンマーチンのチェアマン、デイビッド・リチャーズによる、不適切かつ誤解を生む発言が報じられた。これについてローラは、事実を明確にしようと思う」
「ローラ・アストンマーチンは、ローラがデザインし、製造したマシンである。アストンマーチン・レーシングが言うような“革新的なリデザイン”はされていない」
「アストンマーチンは2008年12月にローラとの間で、我々のクルマを購入する契約を結んだ。2008年のパフォーマンスから、我々がトップの力を持つLMP1のカスタマーカーを持っていることを知っており、アストンマーチンには自分自身のマシンを開発する時間がなかったからだ。当初アストンはローラのマシンのホモロゲーションをし直すことを提案したが、知的所有権およびR&Dに関するコスト負担を提示された結果、交渉は決裂した」
「アストンマーチンはメディアに虚偽の発言をすることで“所有権”を確立しようとしているようだが、これは完全に不適切な行為である。ローラはアストンマーチンとの間で拘束力のある契約を結んでおり、この契約において2台のマシンの命名については、これらのマシンはローラ・アストンマーチンでなければならないと定められている」


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