レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

国内レース他ニュース

投稿日: 2016.01.19 00:00
更新日: 2018.02.17 12:34

S耐、『スーパー耐久アジアプロジェクト』を発足


 スーパー耐久シリーズを運営するスーパー耐久機構(S.T.O)は15日、千葉県・幕張市内のホテルで2015年シリーズ表彰式を開催し、この場でアジア諸国へスーパー耐久を広めるべく、2016年からタイのグランプリ・インターナショナルと協力し『Super Taikyu ASIA PROJECT』を発足すると発表した。

 1990年にスタートしたN1耐久をルーツにもち、スーパースポーツであるFIA-GT3マシンから、ヴィッツやフィットなどコンパクトカーが参戦するカテゴリーとして、多くのエントリーを集めるスーパー耐久。車種バラエティも豊かで、ドライバーもプロからジェントルマンドライバーまで幅広い層が集まっている。

 スーパー耐久は過去にも韓国のインジェ・スピーディウムでシリーズ戦を開催するなど海外進出した経験があるが、S.T.Oの桑山晴美事務局長によれば、今回のアジアプロジェクトでは「数ヵ年計画で“スーパー耐久の文化”というものを広げていきたい」と考えているという。そのため、今回はタイ国内最大のモーターショーであるバンコク・インターナショナル・モーターショーなどを主催するグランプリ・インターナショナルとパートナーシップを締結。まずは2017年2月にST-4クラス、ST-5クラスの上位入賞者をブリーラムのチャン・インターナショナル・サーキットへ招待し、タイ国内耐久レースにスポット参戦する形のエキシビションレースを行うプランを検討していることを明らかにした。ST-4はトヨタ86やホンダ・シビック、S2000など排気量2000cc以下のマシンが参戦可能でもっともバラエティに富むクラスで、ST-5クラスはトヨタ・ヴィッツやマツダ・デミオ、ホンダ・フィットなど排気量1500cc以下のコンパクトカーがしのぎを削るクラスだ。

 発表の場にはグランプリ・インターナショナル代表のアノタイ氏も登場。「私自身、以前からスーパー耐久のファンでした」とアジアプロジェクトに協力する理由を説明し、「そのスーパー耐久がタイ、そしてアジア全体に広まり、レースができることを楽しみにしています」とプロジェクトの展望を語った。

「今回はST4、ST5の上位入賞者を招待し、ブリーラムのチャン・インターナショナル・サーキットでタイの耐久レースに参戦するチームと一緒に走っていただければと思います。タイは日本と同じようにモータースポーツが盛んな国ですので、ぜひ足を運んでください」

スーパー耐久シリーズ2016 開催スケジュール(1月15日時点)
日程Rdサーキットレース時間フォーマット
3/6testツインリンクもてぎ
4/2〜3Rd.1ツインリンクもてぎ5時間日曜 決勝1レース
5/14〜15Rd.2スポーツランドSUGO3時間土曜 ST4・5クラス決勝
日曜 STX〜3クラス決勝
6/11〜12Rd.3鈴鹿サーキット4時間予定土曜 全エントリー予選・敗者復活戦
日曜 決勝(上位選抜※ST-Xは全車出走) ※ナイトチェッカー予定
9/3〜4Rd.4富士スピードウェイ9時間予定日曜 決勝1レース
10/22〜23Rd.5岡山国際サーキット3時間日曜 決勝2レース
1:ST4・5クラス決勝
2:STX〜3クラス決勝
11/19〜20Rd.6オートポリス3時間日曜 決勝2レース
1:ST4・5クラス決勝
2:STX〜3クラス決勝