更新日: 2018.02.17 12:34
S耐、『スーパー耐久アジアプロジェクト』を発足
スーパー耐久シリーズを運営するスーパー耐久機構(S.T.O)は15日、千葉県・幕張市内のホテルで2015年シリーズ表彰式を開催し、この場でアジア諸国へスーパー耐久を広めるべく、2016年からタイのグランプリ・インターナショナルと協力し『Super Taikyu ASIA PROJECT』を発足すると発表した。
1990年にスタートしたN1耐久をルーツにもち、スーパースポーツであるFIA-GT3マシンから、ヴィッツやフィットなどコンパクトカーが参戦するカテゴリーとして、多くのエントリーを集めるスーパー耐久。車種バラエティも豊かで、ドライバーもプロからジェントルマンドライバーまで幅広い層が集まっている。
スーパー耐久は過去にも韓国のインジェ・スピーディウムでシリーズ戦を開催するなど海外進出した経験があるが、S.T.Oの桑山晴美事務局長によれば、今回のアジアプロジェクトでは「数ヵ年計画で“スーパー耐久の文化”というものを広げていきたい」と考えているという。そのため、今回はタイ国内最大のモーターショーであるバンコク・インターナショナル・モーターショーなどを主催するグランプリ・インターナショナルとパートナーシップを締結。まずは2017年2月にST-4クラス、ST-5クラスの上位入賞者をブリーラムのチャン・インターナショナル・サーキットへ招待し、タイ国内耐久レースにスポット参戦する形のエキシビションレースを行うプランを検討していることを明らかにした。ST-4はトヨタ86やホンダ・シビック、S2000など排気量2000cc以下のマシンが参戦可能でもっともバラエティに富むクラスで、ST-5クラスはトヨタ・ヴィッツやマツダ・デミオ、ホンダ・フィットなど排気量1500cc以下のコンパクトカーがしのぎを削るクラスだ。
発表の場にはグランプリ・インターナショナル代表のアノタイ氏も登場。「私自身、以前からスーパー耐久のファンでした」とアジアプロジェクトに協力する理由を説明し、「そのスーパー耐久がタイ、そしてアジア全体に広まり、レースができることを楽しみにしています」とプロジェクトの展望を語った。
「今回はST4、ST5の上位入賞者を招待し、ブリーラムのチャン・インターナショナル・サーキットでタイの耐久レースに参戦するチームと一緒に走っていただければと思います。タイは日本と同じようにモータースポーツが盛んな国ですので、ぜひ足を運んでください」
日程 | Rd | サーキット | レース時間 | フォーマット |
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3/6 | test | ツインリンクもてぎ | ||
4/2〜3 | Rd.1 | ツインリンクもてぎ | 5時間 | 日曜 決勝1レース |
5/14〜15 | Rd.2 | スポーツランドSUGO | 3時間 | 土曜 ST4・5クラス決勝 日曜 STX〜3クラス決勝 |
6/11〜12 | Rd.3 | 鈴鹿サーキット | 4時間予定 | 土曜 全エントリー予選・敗者復活戦 日曜 決勝(上位選抜※ST-Xは全車出走) ※ナイトチェッカー予定 |
9/3〜4 | Rd.4 | 富士スピードウェイ | 9時間予定 | 日曜 決勝1レース |
10/22〜23 | Rd.5 | 岡山国際サーキット | 3時間 | 日曜 決勝2レース 1:ST4・5クラス決勝 2:STX〜3クラス決勝 |
11/19〜20 | Rd.6 | オートポリス | 3時間 | 日曜 決勝2レース 1:ST4・5クラス決勝 2:STX〜3クラス決勝 |