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国内レース他ニュース

投稿日: 2014.03.20 00:00
更新日: 2018.02.16 22:26

S耐開幕直前プレビュー(1)ST-X&1の見どころは


 スーパー耐久シリーズが、間もなく幕を開ける。今年はスポーティングレギュレーションに大きな変化はなく、強いて言うと昨年まで設けられていた年間エントリーの上限は撤廃され、常時スポット参戦が可能になった。逆に言えば予選落ちも生じることになり、昨年の上位チーム等にこそシード権こそ与えられたとはいえ、より予選から戦いは熾烈を極めることとなる。

 さて、その戦いの火ぶたは、3月29日〜30日にツインリンクもてぎで切って下ろされ、40台オーバーのエントリーを集めることとなりそうだ。いきなり5時間にも及ぶ長丁場からスタートとなるだけに、何やら波乱含みの展開になりそうな予感が……。そこで、3回に分けて、今シーズンの見どころを紹介していきたい。

 まずはST-Xクラス。これは昨年までGT3クラスと呼ばれ、文字どおりFIA-GT3車両によって争われる。それがクラス設立1年目の名称に戻されたのは、STO(スーパー耐久機構)がBoP(性能調整)を独自に定めることとしたからだ。これが公平に機能することを期待しつつ……。年間エントリーは5チームで、ニッサンGT-RニスモGT3とBMW Z4 GT3が2台ずつ、そしてアウディR8 LMSが1台となっている。なお、2連覇を達成し、昨年限りで活動休止を発表したPETRONAS SYNTIUM TEAMも、新たなスポンサーを獲得する等して継続を模索したようだが、少なくても年間エントリーには至っていない。