更新日: 2018.02.17 07:46
SGT富士:GAINER GT-R優勝。終盤2位争いにドラマ
スーパーGT第2戦富士は3日、富士スピードウェイで110周の決勝レースが行われ、GT300クラスは3番手からスタートしたGAINER TANAX GT-Rが巧みなピット戦略をみせ優勝。B-MAX NDDP GT-R、GAINER TANAX SLSが続き、FIA-GT3車両が表彰台を独占した。
いよいよ決勝日を迎えたスーパーGT第2戦富士。朝から好天に恵まれ、詰めかけた5万8000人の観客が見守るなか、14時15分に決勝レースがスタートした。
迎えたGT300クラスのスタートでは、ポールシッターの佐々木孝太がドライブするTOYOTA PRIUS apr GTが、後ろに続く星野一樹のB-MAX NDDP GT-R、アンドレ・クートのGAINER TANAX GT-Rを抑え1コーナーをクリア。その後、プリウスは約1秒のギャップで周回を重ねていく。
6周目の1コーナーを過ぎたところで、5番手を走行していたVivaC 86 MCがスロー走行。外から見える損傷はなかったものの、ダンロップコーナー先のシケインで一度マシンを停めてしまうこととなった。さらに10周目のメインストレートエンドで、織戸学のマネパランボルギーニGT3の左リヤタイヤがバースト。ランオフエリアでマシンは止まったものの、リヤ周りから火が上がってしまった。
このアクシデントにより1コーナーにはオイルが出てしまい、後続のマシンが次々とコースオフ。このオイル処理とマシン回収のため、11周目に入るタイミングでセーフティカーが導入された。
マシン回収とオイル処理が終わり、レースは15周目に再開。ここでもトップを走るプリウスが2番手B-MAX GT-Rを抑え1コーナーへ。スピンしたGT500クラス車両がコーナーイン側にいたものの、大きなアクシデントもなく各車ともレースを再開した。
その後、22周目終わりに4番手を走っていたGAINER GT-Rがライバルより早く1度目のピットイン。翌23周目にはGAINER SLSもピットインを行っている。