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スーパーGTニュース

投稿日: 2012.05.04 00:00
更新日: 2018.02.16 08:48

SGT第2戦富士:GT300はミクZ4が逆転で今季初勝利


 スーパーGT第2戦富士は4日、決勝レースが行われ、降雨やセーフティカー導入など荒れた展開の中、GT300クラスは昨年のチャンピオン、GSR初音ミクBMWが逆転で優勝を飾った。

 GT300クラスは、セーフティカースタートでいち早くピットに向かったマネパ ランボルギーニ GT3が序盤のレースをリード。しかし、絶妙のタイミングでピットに向かったART TASTE PORSCHEが序盤のトップを奪うことになる。

 今回スポット参戦となるヨルグ・ベルグマイスターが志願しスタートドライバーを務めたART TASTE PORSCHEは、序盤大きなリードを築く。開幕戦ウイナーのGAINER DIXCEL DUNLOP R8が続くが、30周目に後方から猛追をみせたS Road NDDP GT-Rがパス! しかし、2台が競り合っている間にtriple a Vantage GT3が接近。30周過ぎに白熱の2番手争いが展開される。

 しかし、いったんGAINER DIXCEL DUNLOP R8を抜いたかに見えたS Road NDDP GT-Rだが、35周目の1コーナーでコースアウト。その後ピットに戻り、遅れてしまうことに。S Road NDDP GT-Rに次いでGAINER DIXCEL DUNLOP R8を抜いたtriple a Vantage GT3が2番手に浮上した。

 その後、GT300の中盤戦はピットのタイミングによりトップが入れ替わる展開となったが、十分優勝を狙える展開をみせていた、ART TASTE PORSCHEがティム・ベルグマイスターのドライブ中に突然姿勢を乱し、ピットロード出口外側のガードレールに激しくクラッシュ! 250km/h程度の状態で運転席側からガードレールにヒットしたため、ベルグマイスター救出のためにセーフティカーが導入された。

 セーフティカーが開けてから、トップから逃げをうったのはtriple a Vantage GT3。しかし、最後のピットでは時間がかかってしまう。一方、早いタイミングでピットを終え、好ペースで着々とポジションを上げていたARTA Garaiyaは、2番手につけていたGAINER DIXCEL DUNLOP R8がピットに入ると、一気にトップに浮上! JAF-GTマシンの優位性を活かしトップに立ち、さらに同様に好ペースで走っていたエヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電が2番手に浮上してくる。

 JAF-GTの優位性を活かした2台がチェッカーに向けてひた走っていく中、上空からは再び雨が落ち始め、路面は少しずつすべりやすくなっていく。そこで一気に2台に接近したのは、谷口信輝駆るGSR初音ミクBMW! 一気に2台を抜き去りトップに浮上した。

 ポジションを落としたARTA Garaiyaは、さらに紫電、triple a Vantage GT3にもかわされ4位でチェッカーを受けることに。一方でトップに立った谷口は、そのままチェッカーまでGSR初音ミクBMWを運び、前年王者の貫禄をみせる会心の勝利を飾った。


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