更新日: 2018.02.16 11:41
WECバーレーン:1号車アウディが3勝目を飾る
FIA世界耐久選手権第6戦バーレーン6時間は29日、バーレーン・インターナショナル・サーキットで決勝レースが行われ、マルセル・ファスラー/アンドレ・ロッテラー/ブノワ・トレルイエ組み1号車アウディR18 e-トロン・クワトロが優勝を飾った。
ナイトレースとして開催された第6戦バーレーン。今季は第3戦ル・マン24時間、第4戦シルバーストンで勝利を飾った1号車アウディは、ポールポジションからスタートしたトム・クリステンセン/アラン・マクニッシュ組2号車アウディR18 e-トロン・クワトロに2周近い差をつけ優勝を飾った。
今回からe-トロン・クワトロにマシンをスイッチして挑んだ2号車は、ポールを奪ったもののリヤブレーキのオーバーヒートやヘッドライトの不調によるノーズ交換などを強いられ、2位でチェッカーを受けた。
前戦サンパウロでWEC初優勝を飾り、2勝目を狙ったアレックス・ブルツ/ニコラス・ラピエール組7号車トヨタTS030ハイブリッドは、序盤から再び快走をみせ7周目にはリードを奪うと、3時間目にはその差を20秒と広げるたものの、ゼッケンのイルミネーションが点かなくなるトラブルに見舞われ、その修復のために7分間のピットインを強いられてしまう。
7号車トヨタは3番手でレースに復帰したものの、その後21号車HPD ARX-03aと接触しサスペンションにダメージを負いリタイアを喫することに。前戦の再現はならなかった。このトヨタ7号車のリタイアにより、ストラッカ・レーシングのジョニー・ケイン/ダニー・ワッツ組21号車HPD ARX-03aが3位表彰台を獲得した。
LMP2クラスは接戦が展開されたが、AFコルセがメンテナンスするペコム・レーシングのピエール・カッファー/ニコラス・ミナシアン/ルイス-ペレス・コンパンク組オレカ03・ニッサンが優勝を飾ることに。レースをリードしたスターワークスのHPD ARX-03bは最後のピットストップでリスタートに手間取り、3位に終わった。
LM-GTEプロクラスはジャンカルロ・フィジケラと、今回ジャンマリア・ブルーニに代わってステアリングを握ったトニ・バイランダーがコンビを組んだAFコルセのフェラーリ458が優勝を飾り、フェラーリのマニュファクチャラータイトルとAFコルセのチームタイトルを決めた。