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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2014.09.21 00:00
更新日: 2018.02.17 03:01

WEC第4戦:荒天も味方につけアウディがワンツー


 WEC世界耐久選手権第4戦オースティンは現地時間20日、6時間の決勝レースが行われ、赤旗中断となるほどの大雨の中でもミスなく走り続けたマルセル・ファスラー/アンドレ・ロッテラー/ブノワ・トレルイエ組の2号車アウディR18 e-トロン・クワトロが優勝。2位には1号車アウディが入り、アウディ陣営がル・マン24時間に続いて2戦連続のワン・ツー・フィニッシュを飾った。

 今年で2年目の開催を迎えるWECオースティン戦。北米のユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップ(USCC)との同時開催となった今回のレースは、USCCの決勝レース後、現地時間17時の夕暮れ前から始まった。

 序盤は、予選でポールポジションを獲得した8号車トヨタTS040ハイブリッドがハイペースで後続を引き離し、2番手に7号車トヨタ、その背後でポルシェとアウディが順位を争う形で展開。ただ、最初のピットストップで2号車アウディが順位を上げ、8号車の背後につけた。

 そんな中、スタートから約1時間30分というタイミングで、コースに大粒の雨が降り始め、路面は一気にヘビーウエットに。ニコラス・ラピエール駆る8号車トヨタは、12コーナーでコースオフを喫してグラベルに捕まり、1ラップダウンとなってしまう。7号車トヨタ、そしてポルシェ勢もコースオフを喫する一方で、アウディ勢は大きなミスなく走行し2号車が首位を奪取した。

 この雨により1時間弱の赤旗中断となり、その後、日も沈みかける中でレース再開。後半は、2号車アウディがレースをリードし、14号車ポルシェと1号車アウディが2番手を争うような展開となるが、最後は2号車が後続を1分弱引き離してトップチェッカー。ル・マン24時間に続く2連勝を挙げた。

 8号車トヨタもラップダウンの4番手から追い上げを見せ、最後の給油後はすぐに14号車ポルシェを抜いて3番手に浮上。10秒強前方の1号車アウディを追ったがポジション奪取はならず。2位に1号車アウディ、8号車トヨタが3位と、上位3位は奇しくもル・マン24時間と同じ並びとなった。4・5位に14号車、20号車のポルシェ勢が続き、7号車トヨタは6位となった。


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