更新日: 2018.02.16 10:56
WEC第4戦:#1アウディ連勝。トヨタが2位に
WEC世界耐久選手権第4戦シルバーストンは26日、6時間の決勝レースが行われ、アンドレ・ロッテラー/ブノワ・トレルイエ/マルセル・ファスラー組アウディR18 e-トロン・クワトロが第3戦ル・マン24時間に続き優勝。7号車トヨタTS030ハイブリッドは2位に入り、初の表彰台を獲得した。
ル・マン24時間に続くアウディvsトヨタの第2幕となったWEC第4戦シルバーストン。予選ではアウディ勢がフロントロウを独占することとなったが、決勝ではアレックス・ブルツ/ニコラス・ラピエール/中嶋一貴組7号車トヨタが素晴らしいスピードを発揮し、アウディ勢を苦しめることとなった。
2号車アウディR18ウルトラをかわし、ポールポジションからスタートした1号車アウディに迫った7号車トヨタは、12周目にはトラフィックに乗じて1号車をかわし、トップに躍り出ることとなった。
しかし、トヨタTS030は22周のスティントでピットストップを行うことになるが、一方のアウディ勢は25〜26周でのスティントをこなす展開に。これで1号車が最終的にリードを奪い、シルバーストン戦を制することになった。
ル・マン24時間では5時間を境に相次いでトラブルに見舞われることになったトヨタTS030ハイブリッドだが、このレースでは大きなミスもなくレースを展開。終盤、セーフティカーが入ったことでアウディを逃すこととなったが、2号車を上回り2位でチェッカー。参戦2戦目でシルバーストンの表彰台に日の丸を掲げることに成功した。
プライベーター勢の争いは、レベリオン・レーシングの2台のローラB12/60トヨタとストラッカ・レーシングのHPD ARX-03a・ホンダが僅差の争いを展開することに。13号車ローラ・トヨタが4位を獲得、HPDが5位という結果となった。
LMP2クラスは、ADRデルタの25号車オレカ・ニッサンが優勝。スターワークス・モータースポーツの44号車HPD ARX-03b・ホンダが2位に入った。井原慶子が乗り込んだガルフレーシング・ミドルイーストのローラ・ニッサンはクラス11位となった。LM-GTEプロクラスはAFコルセの51号車フェラーリ458が優勝を飾っている。
なお、今回の結果でLMP1クラスではアウディがコンストラクタータイトルを決めている。