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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2015.10.11 00:00
更新日: 2018.02.17 10:55

WEC第6戦富士決勝:ポルシェ逆転で完璧1-2


 FIA世界耐久選手権(WEC)第6戦富士ラウンドの決勝レースが行われ、ポールポジションからスタートしながらも、一時6番手まで落ちた17号車ポルシェ919ハイブリッドが巻き返して優勝。ニュルブルクリンク、サーキット・オブ・ジ・アメリカズに続き3連勝を達成した。2位にも18号車ポルシェ919ハイブリッドが入り、ポルシェは今季3度目の1-2フィニッシュを果たしている。3位には7号車アウディR18 e-トロン・クアトロが入った。LMP2クラスは26号車G-ドライブ・レーシング、LM-GTEプロクラスは51号車AFコルセ、LM-GTEアマクラスは77号車デンプシー-プロトン・レーシングがそれぞれ優勝を果たしている。

 午前11時にスタートが切られたWEC富士。しかし、前夜からの雨が降り続き、コース上はまだまだ水量の多い状態であったため、セーフティカー(SC)先導でのスタートとなった。そのコンディションは、セーフティカー先導中にも関わらず、1周目に12号車レベリオン・レーシングと88号車アブダビ-プロトン・レーシングがスピンしたことからも、厳しかったことが明らかだ。

 なお、SC先導中に各車がピットインを繰り返し、タイヤを交換したり、ドライバー交代を早々に行うなどしている。なお28号車G-ドライブ・レーシングはこの時ピットレーンの速度制限違反を犯し、後にペナルティを課せられている。

 17周目、先導するセーフティカーに「速度を上げろ!」との指示が。そしてこの周でセーフティカーはピットに戻り、レースがスタートすることが宣言される。そして18周目、ついにレースがスタート。しかし、ポルシェの2台は共にすぐにペースを上げることができず、アウディの2台、そしてトヨタの2台にも先行を許してしまう。トップから一気に6番手まで下がってしまった17号車ポルシェ919ハイブリッドのマーク・ウェーバーは、翌19周目の1コーナーで18号車をオーバーテイク。続く20周目には2号車トヨタTS040ハイブリッドを交わして4番手に復帰する。18号車ポルシェ919ハイブリッドも2号車を狙うが、コカ・コーラ・コーナーで両者接触。揃ってスピンを喫する。