更新日: 2018.02.17 11:20
WEC第7戦上海。決勝スタート3時間が経過
FIA世界耐久選手権(WEC)第7戦上海6時間レース。ウエットコンディション下のレースは、雨脚が強まったり弱まったりする難しいコンディションの中、スタートから3時間が経過した。
現地時間の11時にスタートが切られた、WEC上海6時間レース。前戦富士同様、サーキットは降雨に見舞われ、セーフティカー先導でのスタートとなった。気温は13度、路面温度15度と、肌寒いコンディションだ。ポールポジションからスタートする17号車ポルシェ919ハイブリッドには、ブレンダン・ハートレーが、2番手18号車ポルシェ919ハイブリッドにはマルク・リーブが乗り込んでいる。
雨が若干強くなりかけたかに見えた5周目からレースがスタート。メインストレートで鋭く加速した18号車が、1コーナーで17号車のインに飛び込み、早速首位を奪う。後方では8号車アウディR18 e-トロン・クアトロの加速が鈍ったところを7号車が攻めて3番手に。8号車は続いて1号車トヨタTS040ハイブリッドにも交わされてしまう。
続くターン7で、先頭を走っていた18号車ポルシェ919ハイブリッドが大きくアウト側に膨らむ。その隙を突いて、17号車がインに。その2台のポルシェの間に、アンドレ・ロッテラーがドライブする7号車アウディR18 e-トロン・クアトロが鼻先を突っ込み、3ワイド状態に。そして、18号車と7号車が接触。18号車ははじかれる格好でスピンし、コースサイドにストップしてしまう。マーシャルの手を借りてなんとかコースに復帰するものの、非常に大きな遅れを取ってしまった。
後方では、26号車G-ドライブ・レーシングに接近した47号車KCMGが単独でスピン。グラベルに捕まってしまう。こちらは18号車ポルシェとは異なり、グラベルからの脱出には作業車の援助が必要で、早くも1周以上の遅れとなってしまい、G-ドライブ・レーシングとのタイトル争いに、暗雲が垂れ込める事態となった。これらの事故を受けて、コースには再びセーフティカーが出動。この間に、72号車SMPレーシングが早くもピットインし、ドライバー交代を行っている。