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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2015.11.21 00:00
更新日: 2018.02.17 11:43

WEC:ポルシェ3戦連続PPで、タイトルへ王手


 FIA世界耐久選手権(WEC)最終戦バーレーン6時間レースの予選セッションが行われ、17号車ポルシェ919ハイブリッドが、ただ1台1分40秒を切る圧倒的なタイムで3戦連続のポールポジションを獲得した。

 現地時間の17時から行われた予選セッション。日は完全に落ちており、コース脇に備え付けられた照明が、マシンを明るく照らし出している。

 まずはLM-GTEクラスの走行。96号車アストン・マーチン・レーシングを先頭に、各車がコースインしていく。しかし、先頭のマシンがインラップを終える前に、コースは真っ暗に……。なんとサーキッットの照明の大部分が落ちてしまったのだ。マシンにはヘッドライトが取り付けられているとはいえ、この状況で走るのは難しい。そのためセッションは赤旗中断。各車が全開走行を開始する前のトラブルだったのは、不幸中の幸いと言えるかもしれない。

 17時15分頃、ようやくシステムが復旧。徐々に照明が灯り始め、完全な明るさに戻った17時20分より、仕切り直しの形で20分の予選セッションが改めてスタートした。

 各車が最初のアタックを終えた時点でトップタイムを記録したのは、95号車のアストン・マーチン・レーシング。2番手と3番手にはAFコルセのフェラーリが、71号車、51号車の順で並んだ。92号車ポルシェ・チーム・マンタイが4番手に付けている。

 ピットインし、ドライバー交代を行った各車は、ふたり目のドライバーによるアタックラップへ。ここで速さを見せたのがAFコルセで、ジェームズ・カラドが乗り込んだ71号車AFコルセがトップに立つと、ジャンマリア・ブルーニがドライブする51号車AFコルセが2番手と、95号車アストン・マーチン・レーシングを差し置いてフロントロウを確保する。

 しかし、71号車はターン4でトラックから大きくはみ出していたとして、タイム抹消。再びのアタックを強いられることになってしまう。カラドは2度目のアタックで2番手を確保したかに見えたが、なんとこれもコースをはみ出したとして抹消されてしまい、71号車AFコルセはLM-GTEの13番手となってしまい、95号車アストン・マーチン・レーシングがクラス2位を得ている。アマクラスのトップは、98号車アストン・マーチン・レーシングが記録している。なお、88号車アブダビ-プロトン・レーシングは1周もタイムを残すことができなかった。