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レースクイーン ニュース

投稿日: 2021.08.18 08:11
更新日: 2021.08.18 10:21

日焼け止めクリームは1大会に1本は消費! レースクイーンたちに聞く“夏場のサーキット対策”

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レースクイーン | 日焼け止めクリームは1大会に1本は消費! レースクイーンたちに聞く“夏場のサーキット対策”

 毎年、国内モータースポーツのシーズン中盤といえば“暑さとの闘い”。各チーム・ドライバーとも様々な対策を施してレースに臨んでいるのだが、レースクイーンたちも夏場は細心の注意を払ってサーキットに立っている。

 実際にどんなことに気をつけてレースウイークの業務に臨んでいるのか。スーパーGTなどで活躍する4人のレースクイーンが意識する“夏対策”にとは?

■日焼け止めは1大会で1本は消費する!

 夏場のレースでレースクイーンが気にすることといえば、やはり“日焼け対策”だ。

「夏場は、ファンの方から“ヒヤロン”を差し入れでいただくので、休憩時間を使って頭とか首の後ろをずっと冷やしていますね。あとは手持ちの扇風機も使うようにしています。とは言っても、暑さ対策って、そんなにやりようがないんですよね。どちらかというと日焼け対策は徹底的にやっています」

 そう語るのは、スーパーGTでKOBELCO GIRLS、スーパー耐久ではMEGALiFe girlsを務める太田麻美さん。日焼け止めクリームなどで、日焼けの対策には力を入れているという。

「自分の中でお気に入りの日焼け止めクリームがあるんですけど、それを全身に塗りますね。背中は自分で塗れないのでチームの子に塗ってもらって、耳とかまで全部塗ります」

「ピットビューイングとかグリッドなど、外に出るたびに塗り直しています。1大会(2日間)で1本なくなるくらいまで塗りましたね。本当に消費が激しいです」

 また、スーパーGTではMobil1レースクイーン、スーパー耐久ではD’STATIONフレッシュエンジェルズを務める宮瀬七海さんも、日焼け対策にはこだわりを持っている。

「私は塗るタイプの日焼け止めはもちろん、飲むタイプの日焼け止めも使っています。実際に飲んで、効果がどうなっているのかは判断しづらいですけど……(笑)。皮膚科の先生に『飲んだ方が良いよ』と言われたので、飲むようにしていますね」

「あとはスプレータイプの日焼け止めがあるので、頭皮の日焼け止め対策に使っています。塗るタイプのものも基本的に露出しているところは全部塗りますし、耳も塗っているという子もいるって聞きました。塗るタイプのものも、2日で1本なくなる時があります。何回も塗り直しますし、汗で(日焼け止めが)流れちゃったりしますからね」

KOBELCO GIRLS/太田麻美
KOBELCO GIRLS/太田麻美

Mobil1レースクイーン/宮瀬七海
Mobil1レースクイーン/宮瀬七海

 

■熱中症予防のために、しっかり寝てしっかり食べる!

 夏場のレースで注意しなければいけないのは、熱中症対策だ。過去にも夏場のレースで熱中症になり、メディカルセンターに運ばれるレースクイーンも毎シーズンいる。それだけ過酷な環境でありと言えるのだが、業務をまっとうするために様々な対策を施してサーキットに立っている。

 ただ、コロナ禍になってからはマスクを着用した状態でイベント対応をしなければならない。そこで、スーパーGTでWedsSport Racing Gals、スーパー耐久でMEGALiFe girlsを務める安田七奈さんは、先日のスーパーGT第4戦もてぎで、こんな対策をしていた。

「この前のもてぎのスーパーGTでは、夏場のレースで初めてマスクをした状態でのグリッドに立たなければいけませんでした」

「そこでチームのマネージャーさんに教えてもらって、グリッドに行く前に氷を口に含んで行きました。それで息をすると空気が冷たくなるので、けっこう暑さ対策はできます。今はマスクがあるので、それをうまく利用できますからね(笑)。すごくオススメです!」

 さらに安田さんは、しっかりと食事をとることも熱中症対策としては欠かせないものだと語った。

「夏のレースは食事をとった子と、そうでない子で熱中症で倒れる確率が全然違いました。最低お米だけでも、食べるようにしていました。ドリフトエンジェルスを務めていた時はライブステージもあったので、忙しくて食事の時間も十分になかったんですけど、それでも二口、三口は食べるようにしようと、メンバーの子たちに徹底されていましたね」

「やっぱり、食事を取らないとエネルギーにならないですからね。OS-1ゼリーとかで済ませたくなりますが、それでも食事をとるだけで全然変わります。やっぱり食事って大事です」

「あと、“レースウイーク中はできるだけ寝る!”ですね。夏の暑さはどうしようもないので、それに耐えて、倒れないようにするしかないですね」

 同じく、スーパーGTではリアライズガールズ、スーパー耐久ではD’STAITONフレッシュエンジェルズを務める林紗久羅さんも体調管理には重きを置いているという。

「極力睡眠をとることです。やっぱり前日はしっかりと寝ないと身体のコンディションが良くならないですからね。あとは朝ごはんをしっかり食べることです。やっぱり食べていないで倒れるのは良くないというか、しっかりと自己管理をして、できる限りの対策をして臨みたいなと思っています」

 さらに林さんは夏場の天敵のひとつである“汗”の対策についても独自の方法を披露。また日焼けに関しては、レース当日のみならず日々のケアも重視していると語った。

「私は暑さに対して苦手なところはなくて、逆に寒さに弱いです。でも、強いて言うなら、顔に汗はあまりかきたくないので、脇の下を締め付けると顔に汗をかきにくくなるので、それはやっていたりしますね」

「グリッドボードの担当になると、1時間以上日射しを浴びることになるので、日焼け止めをいくら塗っても、限界はあると思うんですよね。だから、私はレースが終わったあとのアフターケアをちゃんとやっています。フェイシャルのエステに行って、その後に影響が極力出ないような対処はしています」

「でも、レースクイーンの花形といえば、グリッドボードを持つことだと思うので、そこは誇りを持ってお仕事をしたいなと常に思っています。日焼けのことばかり気にもしれいられないですね。『もう焼けてしまえ!』みたいな感じで臨みます(笑)」

 基本的に夏場のレースといえば、夏季限定のコスチュームに注目が集まりがちだが、その裏では夏の厳しい日差しに屈しないように、彼女たちは様々な努力をしているのだ。

WedsSport Racing Gals/安田七奈
WedsSport Racing Gals/安田七奈
リアライズガールズ/林紗久羅
リアライズガールズ/林紗久羅

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