JRC全日本ラリー選手権は4月7~9日、第2戦ツール・ド・九州2017 in 唐津が行われ、勝田範彦/石田裕一(スバルWRX STI)が優勝。勝田がツール・ド・九州12連覇を達成した。
ツール・ド・九州はここ数年、シリーズの開幕戦を務めてきたターマック(舗装路)イベント。今年は2月に第1戦ラリー・オブ・嬬恋が行われているため、第2戦での実施となった。
イベントは佐賀県唐津市の山間部を中心に全13SSが設定され、SS距離は73.09km、総走行距離は417.40で争われた。
8日(土)のデイ1は、ウエットコンディションでの実施。この日最長の9.15kmで争われたSS1では、JN-6クラスの新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI)がステージ2位の勝田を6.7秒引き離してトップにおどり出る。
しかし、フィニッシュ直後に新井のマシンには駆動系のトラブルが発生してしまい、以降は苦戦を強いられた上、最終的にはデイリタイアとなってしまった。
新井に代わってトップに浮上した勝田はSS2~4で連続トップタイムをマークしたほか、SS7~8も制覇。デイ1だけで10.秒もの大量リードを築き上げた。
勢いに乗る勝田は、天候に恵まれた9日(日)のデイ2でも手を緩めることなく快走すると、最終的に27.4秒もの大量リードでフィニッシュ。12年連続のツール・ド・九州制覇を成し遂げた。
■勝田範彦「いつもの気持ちよさは味わえなかった」
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