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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2017.04.21 15:17
更新日: 2018.11.29 17:34

WRC:16歳の神童カリ・ロバンペラが母国フィンランド戦デビューに意欲

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ラリー/WRC | WRC:16歳の神童カリ・ロバンペラが母国フィンランド戦デビューに意欲

 WRC世界ラリー選手権でワークスドライバーとして活躍したハリ・ロバンペラを父に持ち、幼少時からラリードライビングの英才教育を受けてきた“神童”カリ・ロバンペラが、今季のWRCデビューに向け意欲をみせている。

 現在16歳のカリ・ロバンペラは、昨年のERCヨーロッパ・ラリー選手権にもエントリーし、毎戦選出される敢闘賞“コリン・マクレー・フラットアウト・トロフィー”を最年少で受賞。さらに旧型ではあるものの、すでにWRカーでイベントデビューも果たし、驚くべきスピードでWRCレギュラー陣と渡り合った実力の持ち主。

三菱やプジョーで活躍した父親ハリ・ロバンペラ(左)の英才教育を受けてきたカリ
三菱やプジョーで活躍した父親ハリ・ロバンペラ(左)の英才教育を受けてきたカリ

 そんなカリは、例年WRCカレンダーの10月に組み込まれている母国フィンランドの超高速イベントにて“世界戦デビュー”を果たすことを「諦めていない」と語り、その類まれな才能によって、自国の運転免許制度の法的年齢制限を超える“特例”が実現する可能性も出てきている。

昨年から本格的にR5カーに挑戦。ERCでも鮮烈な速さを披露したカリ・ロバンペラ
昨年から本格的にR5カーに挑戦。ERCでも鮮烈な速さを披露したカリ・ロバンペラ

 FIAの関係者によれば、WRCのスポーティングレギュレーション20.4.1条に「ラリーでは、両方の乗組員が有効な運転免許証を持っていなければならない」と規定されている。

 R5規定マシンでの参戦を目指しているカリだが、フィンランド国内の運転免許制度では、これまで免許証が早期に認可された先例はあるものの、それでも最大12カ月のアドバンテージが認められたのみ。

 日本と同様18歳から免許取得可能なフィンランドでは、最速でも17歳からが条件となり、カリは10月までに17歳には届かない。

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