更新日: 2024.10.03 18:36
リア・ブロックが「私のルーツ」に回帰。全米ラリー協会の最終戦でスバルUSAのWRX STIをドライブ
現地法人としてスバル・モータースポーツUSAを運営する北米スバルは、米国ラリー協会(American Rally Association/ARA)のシリーズ戦として10月11~12日にミシガン州で開催される最終第8戦『Lake Superior Performance Rally(レイク・スペリオル・パフォーマンス・ラリー/LSPR)』に向け、現在はF1アカデミー門下生としてキャリアを積むリア・ブロックの起用を発表。レギュラーを務めるブランドン・セメナックに代わり、新開発のVB型『スバルWRXラリーカー』のステアリングを握る。
昨季のARAで“オープン2WD”クラスを制覇し、その後はウイリアムズF1チームの支援を受け、女性だけで争われるF1配下のステップアップ・シリーズ、F1アカデミーに参戦している彼女は、先の9月21~22日に開催されたシンガポール・ラウンドで2戦連続で4位に入るなど、今季最高の成績を収めている。
そんなリアが今回ドライブするVB型『スバルWRXラリーカー』は、ARA最高峰の“オープン4WD”クラスに投入されている最新モデルであり、昨季後半戦のデビュー以降、無類のパフォーマンスを示し続けている。
「LSPRに参戦する気持ちは、興奮という言葉では言い表せないほどよ!」と、まずは喜びの言葉を述べたリア。
「スバルとバーモント・スポーツカー(VSC)は、トップレベルの車両でラリーに出場するという素晴らしい機会を与えてくれた。感謝してもし切れないくらいね」
長年、スバルのファクトリーパートナーを務めるVSCによって設計、製造、開発が進められた最新モデルは、高剛性化と低重心化を追求したスバルグローバルプラットフォーム(SGP)を軸に、心臓部には先代からキャリーオーバーしたうえで最適化が施されたEJ20を搭載する。
そのVSCによるカスタムビルドのターボチャージャーとインタークーラーを備え、義務付けられた33mm径のリストリクターや最大ブースト圧の22psi(約1.52bar)などクラス要件を満たしつつ、最高出力は320PS、最大トルク380lb-ft.(約516Nm)を発生する。