レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2017.05.25 12:55
更新日: 2017.05.25 12:56

プロトンがラリー界に復帰。新型『アイリス』でR5マシン製作、WRC2投入へ

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


ラリー/WRC | プロトンがラリー界に復帰。新型『アイリス』でR5マシン製作、WRC2投入へ

 マレーシア国籍のマニュファクチャラーとして、2000年代からWRC世界ラリー選手権やAPRCアジア・パシフィック・ラリー選手権などで活躍してきたプロトンが、英国のマニュファクチャリング企業MEM社と共同で、新型ハッチバック『アイリス』のR5マシンを製作。2018年のWRC2参戦を目指していることが明らかになった。

 この新型『アイリス』は、グローバル展開を行うBセグメントのハッチバック・モデルで、現在R5マシンはイギリス・ダービシャー州にあるMEMのファクトリーで製作作業が行なわれている。

 プロトンとMEMは、この新型R5規定モデルを来月開催のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードの会場でラウンチすることを計画しており、R&Dの作業が急ピッチで進められているという。

フォード・フィエスタとほぼ同等のディメンションを持つ『プロトン・アイリス』がベース
フォード・フィエスタとほぼ同等のディメンションを持つ『プロトン・アイリス』がベース

 クリス・メラーが代表を務めるMEM社は、かつてプロトンとともにサトゥリア・ネオS2000を製作。WRCでもクラス優勝を記録し、ERCヨーロピアン・ラリー選手権合流前のIRCインターコンチネンタル・ラリー・チャレンジでも表彰台を獲得。さらにお膝元のAPRCではタイトルを手にするなど、輝かしい戦績を残している。

 また、プロトン自身も古くから積極的なラリー活動を展開してきており、ライセンスを結んでいたミツビシとの関係から、ランサー・エボリューションのバッジエンジニアリング・モデルで戦うなど、ファンにはおなじみのメーカーでもある。

エンジンはランサー・エボX用4B11の排気量ダウン版1.6リッターを搭載
エンジンはランサー・エボX用4B11の排気量ダウン版1.6リッターを搭載

 その経緯もあり、この新型『アイリス』に積まれる1.6リッター・エンジンは、ランサー・エボリューションXが搭載する4B11を排気量ダウンしたユニットとなっている。

■アイリスは「サイズと形状がラリーカーとして理想的」


関連のニュース