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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2017.06.12 15:41
更新日: 2017.06.12 17:25

世界ラリークロス:不運の右足負傷も、好調のクリストファーソンが2017年シーズン2勝目

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ラリー/WRC | 世界ラリークロス:不運の右足負傷も、好調のクリストファーソンが2017年シーズン2勝目

 WorldRX世界ラリークロス選手権の第6戦が、6月9~11日にノルウェーのヘル・サーキットで開催され、PSRXフォルクスワーゲンRXチーム・スウェーデンのヨハン・クリストファーソンが、右足を負傷するアクシデントに見舞われるなか、執念の走りで2017年シーズン2勝目を挙げた。

 まさかの事故は、金曜プラクティスのグリッド上で起きた。

「運の悪いことに、僕の右足の上にセバスチャン(・ローブ)のマシンが乗り上げてしまったんだ。下敷きになった足を抜くためには、彼にバックしてもらわないといけなかった」と、クリティカルな状況を振り返ったクリストファーソン。

「本当に痛かったけど誰かが悪いわけではなく、こうした事故はつきものなんだ。セミファイナルとファイナルの間に十分な時間がなかったので運が悪かったけど、鎮静剤に助けられたよ。月曜の早朝には病院に行って、改めて検査を受けるつもりだ」

惜しくもセミファイナル敗退となったペターだが、選手権3位をキープ
惜しくもセミファイナル敗退となったペターだが、選手権3位をキープ

 そんな手負いの状況だったにもかかわらず、クリストファーソンのフォルクスワーゲン・ポロGTI RXスーパーカーは前戦からの好調をキープ。

 予選ヒートから速さを見せ、Q3でトップタイムを記録すると、チームメイトで同じくポロをドライブするペター・ソルベルグもQ4で最速をマークし、そろってセミファイナル進出を確定させた。

 しかし、その準決勝ヒート1ではペターがまさかの4位敗退。ファイナルはクリストファーソン、セバスチャン・ローブ(プジョー208WRXスーパーカー)、ローブのチームメイトのティミー・ハンセン(プジョー208WRXスーパーカー)、予選Q2最速の地元ノルウェー人、アンドレアス・バッケルド(フォード・フォーカスRS RXスーパーカー)、2016年王者のマティアス・エクストローム(アウディS1 EKS RXクワトロ)、そして今季初の決勝進出となるティマー・ティマジャノフ(フォード・フィエスタRXスーパーカーEvo.3)の6台で争われることとなった。

ファイナル進出は続けているものの、勝利からは遠ざかっている王者マティアス・エクストローム
ファイナル進出は続けているものの、勝利からは遠ざかっている王者マティアス・エクストローム

 決勝のスタートで最速の反応を見せたのは、ペターなきファイナルで母国ファンの声援を一身に集めたフーニガン・レーシング・ディヴィジョンのバッケルド。

 オープニングラップで首位に立つと、2周目には早々にジョーカーラップへとステアリングを切り込んだ。しかしこの判断が、結果的にバッケルドのレースを難しくすることとなってしまう。

「ヨハンは本当に速く、僕は2周目にすぐジョーカーを消化することに決めた。でも、最初のコーナーでわずかにワイドになってしまい、貴重なタイムを失うことになった。それでヨハン(・クリストファーソン)に先に行かれてしまったんだ」とバッケルド。

ノルウェーのヘル・サーキットには好調ペター・ソルベルグを目当てにファンが大挙観戦に
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