レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2017.07.02 11:24
更新日: 2017.07.02 11:25

WRCポーランド:2SSごとに首位交代の激戦。ラトバラはマシントラブルでデイリタイア

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


ラリー/WRC | WRCポーランド:2SSごとに首位交代の激戦。ラトバラはマシントラブルでデイリタイア

 WRC世界ラリー選手権は7月1日、第8戦ポーランドのSS11〜19が行われ、ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)が総合首位をキープしている。トヨタのヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)はマシントラブルでデイリタイア。総合24番手までポジションを落とした。

 競技3日目を迎えたラリー・ポーランドは、連日降り続く強い雨はやや小康状態となった。前日、1.3秒差でヌービルとオット・タナク(フォード・フィエスタWRC)が繰り広げた総合優勝争いは、2SSごとにトップが入れ替わる激戦となる。

 SS12では「路面が滑りやすくコースアウトしたけど、ラッキーだった」と語るタナクが3.5秒のリードで首位に浮上する。これで総合2番手に順位を落としたヌービルはSS14でステージ優勝する走りでタナクに反撃。1.3秒差で総合首位の座を奪い返す。

ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)も左リヤをパンクさせての走行を強いられた
ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)も左リヤをパンクさせての走行を強いられた

 サービスを経て行われた午後の走行では、両者にトラブルが相次いだ。暫定首位のヌービルは24.28kmのSS16終盤2km付近で左リヤタイヤがパンク。ボディワークにもダメージを負い20秒近くタイムを失ってしまう。

リヤウイングを失ったオット・タナク(フォード・フィエスタWRC)
リヤウイングを失ったオット・タナク(フォード・フィエスタWRC)

 これでタナクが総合首位に返り咲いたが、そのタナクもSS16でリヤウイングが脱落する不運に見舞われる。この影響でタナクは残る3SSは慎重な走りをせざるを得ず、ヌービルに総合首位の座を明け渡す形となった。

 タナクは「かなりリスキーで難しい走行を強いられた。ミスを一切しないよう丁寧に走っていたけど、マシンが横転するかもしれないという想像が頭をよぎった」とコメントしている。

 ライバルのトラブルも重なり、2日連続で総合首位で走行を終えたヌービルも「マシンをコース上に留めながら、可能な限りプッシュした。優勝のチャンスがあるからね」と競技3日目を振り返る。

「SS18では猛プッシュしているときに雨が降ってきた。不運としか言いようがないけど、これもラリーだ」


関連のニュース