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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2017.09.28 16:48
更新日: 2017.09.28 17:12

世界ラリークロス:肋骨骨折のペター・ソルベルグ、ドイツ戦は“賞典外”で参戦へ

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ラリー/WRC | 世界ラリークロス:肋骨骨折のペター・ソルベルグ、ドイツ戦は“賞典外”で参戦へ

 WorldRX世界ラリークロス選手権の第11戦となるドイツ・エステリングでのイベントが今週末の9月30日〜10月1日に迫る中、前戦のクラッシュで肋骨を骨折するなどの大怪我を負っていたペター・ソルベルグが、賞典外となる“ノン・パーマネント・ドライバー”登録で参戦する意向であることを明らかにした。

 9月中旬にラトビアで開催された第10戦リガのイベントで、前人未到の5連勝という新記録を打ち立て初のドライバーズタイトルを決めたヨハン・クリストファーソンと、同じくチームズタイトルを決めたPSRXフォルクスワーゲンRXチーム・スウェーデン。

 しかし、この記念すべきタイトル獲得を果たした同じ週末に、チームのエースでありPSRXのオーナーも務めるペターがセミファイナルの1コーナーでのアクシデントにより負傷。

 肩こう骨へのダメージに加え、鎖骨と左の肋骨下部2本を骨折するという大ケガを負う事態に。さらには肺にも影響があるとの情報が流れ、明けた月曜には緊急手術を敢行。

 今回はその術後の状態を観察しながらのドライブとなる背景もあり、ワークス運営を行うフォルクスワーゲン、並びにチームにとっても、この2戦はタイトル確定後の消化試合的な位置付けとなることも踏まえて、このエステリングではペターがパーマネント・ドライバー登録から外れることを決断。

ラトビアでドライバーズ、チームズタイトルの双方を決めているPSRX

 代わりに、ドイツ出身で長年フォルクスワーゲンの契約ドライバーとして実績を重ねてきたディーター・デッピングが、スライドする形でポイント登録ドライバーとしてエントリーすることとなった。

 この決断に際し、ペター夫人でありPSRXのチーム・プリンシパルも務めるパニラ・ソルベルグは、チームのステートメントを通じて「我々チームにとってシリーズで最重要の1戦とも言うべきドイツ・ラウンドを前に、ディーターをFIA世界ラリークロス選手権登録ドライバーに選出することを決めました。これはWorldRXの、1チームにつき2名というパーマネント・ドライバー登録の規定に従って下した最善の決断」だと語った。

もともとドイツ戦には3台体制での参戦を発表していた


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