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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2017.10.06 15:34
更新日: 2017.10.06 15:43

WRC:トヨタ、シェイクダウンで最終調整を完了。「本番を重視したためトリッキーだった」

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ラリー/WRC | WRC:トヨタ、シェイクダウンで最終調整を完了。「本番を重視したためトリッキーだった」

 WRC世界ラリー選手権は10月5日、第11戦スペインのシェイクダウンが行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTはヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)が6番手、ユホ・ハンニネン(トヨタ・ヤリスWRC)が9番手、エサペッカ・ラッピ(トヨタ・ヤリスWRC)は12番手となった。

 前戦から約2カ月のインターバルを挟んでの開催となったラリー・スペイン。シーズンで唯一、グラベル(未舗装路)とターマック(舗装路)が混在するミックスサーフェス・ラリーとして行われるこのイベントにトヨタはラトバラ、ハンニネン、ラッピの3台体制で挑んでいる。

ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)

 競技前に行われたシェイクダウンでは、各選手ともグラベル仕様のセッティングで走行を重ね、事前のテストから設定したセッティングの最終確認を行うとともにマシンの各部が正常に機能するかどうかのチェック作業に終始。

「今回のコースは実際にラリーで使われるSSと大きく異なるため、各システムの確認作業とエンジンのパフォーマンス分析に留めた」とチーフエンジニアを務めるトム・フォウラーが語るように、大きなセッティング変更は行わなかった。

「シェイクダウンはデイ1と同様、ミックスサーフェスのコースだったので、グラベル仕様で走行したが、とてもトリッキーだった」とフォウラー。

「テストコースにセッティングを合わせると明日からのラリー本番に合わなくなる可能性があるため、エンジンのセッティング調整以外のことは特に行なっていない」

TOYOTA GAZOO Racing WRT

 トップタイムを記録したセバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)から1.7秒差の6番手につけたラトバラは「ややアンダーステアに感じたが、実際のラリーとは異なるタイプのコースだったので気にしていない。ラリー・スペインでは5回表彰台に登ってるものの、まだ勝っていないから今回は優勝を目指して頑張るよ」と意気込みを語った。

「デイ1はグラベルが中心のコースだが、SS3とSS6の“テーラ・アルタ”は途中でターマック区間があり、タイヤにとても厳しいステージとなる。挑戦のし甲斐がある1日となるだろうね」


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