10月26日にSS1が行われたWRC世界ラリー選手権第12戦ラリーGB。3台のトヨタ・ヤリスWRCで挑むTOYOTA GAZOO Racing WRTは、ヤリ-マティ・ラトバラが陣営最上位の総合2番手につけた。
イギリス・ウェールズを中心に行われるグラベル(未舗装)イベントのラリーGB。現地19時からスタートしたSS1は、サービスパークが置かれるディーサイドの西北50kmのエリアにある競馬場内特設コースで行われた。
このSS1は全長1.49kmと距離が短いため、大きなタイム差がつきにくいステージで、ラトバラは総合首位のセバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)と0.4秒差のステージ2位を確保。総合2番手と幸先の良いスタートを決めた。
チームメイトのエサペッカ・ラッピは1.2秒差の総合6番手、ユホ・ハンニネンは1.3秒差の総合8番手に続き、トヨタは3台揃ってトップ10圏内に食い込んでいる。
「今日はすべてが上手くいった」と語るのはチーフ・エンジニアを務めるトム・フォウラー。
「事前に実りあるテストを行なっていたから、特にセットアップ作業を進める必要はなかったが、パフォーマンスと信頼性の両面において問題がないことを確認できた」
「明日(27日)の朝、SSが始まるまでは、どれくらい競争力があるのか分からないが、少なくとも現時点ではとても自信がある」
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