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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2017.11.10 22:42
更新日: 2017.11.10 22:43

WRC:トヨタ、復帰初年度最終戦オーストラリアは2台体制。ハンニネンのコドライバーが要職に

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ラリー/WRC | WRC:トヨタ、復帰初年度最終戦オーストラリアは2台体制。ハンニネンのコドライバーが要職に

 2017年からWRC世界ラリー選手権に復帰参戦しているTOYOTA GAZOO Racing WRT。チームが挑む次なる戦いは、11月16~19日に行われる第13戦オーストラリア。2017年シーズンの最終戦だ。

 オーストラリア東部のコフスハーバーを中心に開催されるラリー・オーストラリア。SSの大部分はグラベル(未舗装路)で構成されているが、ステージは森林地帯の曲がりくねった道や、開けた高速コーナーのある道など、バラエティに富む。

 また、コースのすぐ脇には木々が生い茂る場所も多く、わずかなミスが大きなクラッシュにつながりかねないほか、ドライコンディションになるとマシンが巻き上げる土煙で視界が遮られることも多いため、ドライバーにはさまざまなコンディションへの対応力が求められる。

 ラリーの拠点となるサービスパークはコフスハーバーに設置され、競技は17日(金)にスタート。この日はコフスハーバーの北側エリアを中心に、2台が同時並走するスーパーSSを含む全8SSが行われる。

 翌18日(土)はコフスハーバーの南側に舞台を移して8SSが、最終日となる19日(日)はコフスハーバー北側で5SSが行われる。3日合計で21SSが行われ、走行距離は318.33km。リエゾン(移動区間)を含む総走行距離は947.5kmだ。

 トヨタはラリー・オーストラリアにヤリ-マティ・ラトバラとエサペッカ・ラッピを起用し、2台のヤリスWRCを投入する。

チームのスポーティングディレクターに就任したカイ・リンドストローム(右)
チームのスポーティングディレクターに就任したカイ・リンドストローム(右)

 また、前戦までユホ・ハンニネンのコドライバーを務めていたカイ・リンドストロームがチームのスポーティングディレクターに就任している。

「チーム代表のトミ(マキネン)からスポーティングディレクターに任命され、今回が最初のイベントになる」とリンドストローム。

「私にとっては大きな挑戦となるが、本当に楽しみだ。私は長年コドライバーとしてラリーに携わり、今年はTOYOTA GAZOO Racingの一員としてチームと共に戦ってきた」

「だから、ラリー期間中にどのようなことが起こるのかは理解しているが、例えば競技中のサービスパークにおける仕事など、まだ知らない面もあり、今回は新人の気構えで臨むつもりだよ」

「ラリーに向けての準備は極めて順調なので、きっとうまく行くと信じている。ヤリ-マティは過去に何度も出場しているし、エサペッカは去年WRC2クラスで優勝している」

「天気予報によればラリー期間中は雷雨の可能性もあるようだが、もしそうなればおもしろい展開になるかもしれないね」

 エースドライバーのラトバラは「表彰台を目指して全力を尽くして戦うつもりだし、その結果として、優勝争いに加わることができれば最高だ」とコメント。

 ラッピも「我々にとってラリーGBは望ましくない結果になってしまったが、オーストラリアはきっと良いラリーになると思っている。良い形でシーズンの終わりを迎えられるように頑張りたい」としている。


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