11月16日に発売されるプレイステーション4用ソフト『WRC 7』。2017年のWRC世界ラリー選手権公式ゲームをオートスポーツweb編集部員がプレイしたので、そのプレイフィールをお届けする。
現実のWRCは2017年から車両規則が変更され、WRカーのエンジン出力がアップしたほか、ワイドボディ化なども影響してスピードが向上。“史上最速のラリーカー”と評されるマシンで争われている。
WRC公認ゲームのWRC 7では、そんな2017年型WRカーを完全収録。今年からシリーズに復帰したトヨタはもちろん、Mスポーツ、ヒュンダイ、シトロエンの各マシンで、よりパワフルな走りを体験できる。ターマック(舗装路)の高速セクターはまるでサーキットを走るレースゲームのようだ。
また、新型WRカー登場にあわせてゲーム内の物理エンジンも刷新。路面のうねりなどによるサスペンションの動き、車体の沈み込みなども忠実に再現されている。
グラフィックも前作から大きく進化した要素だ。2016年発売の『WRC 6』からは描写されるマシンや路面、木々の精細さが向上しているだけでなく、描写の滑らかさも向上。新型WRカーのパフォーマンスも重なり、より速さを感じるプレイフィールとなった。
ただ、パフォーマンスが向上した分、新型WRカーを乗りこなすには苦労する可能性もある。前作をプレイしていた編集部員もコースオフを連発していたほどだ。
今作でも車両のダメージ表現に対応しているので、頻繁に接触やコースオフ、クラッシュを繰り返すとマシンにダメージが蓄積。ボディがへこんでくるだけでなく、場合によってはサイドミラーやボンネット、さらにはリヤウイングまでも脱落してしまう。
そのほか電装系などメカニカルトラブルが起きることもあり、当然走りにも影響が出てくる。現実のWRCと同様、頻繁な接触は避けるべきだ。なお、このダメージ表現については設定からオフにもできる。