1月26日にSS3〜8の競技2日目が行われたWRC世界ラリー選手権第1戦モンテカルロ。3台のトヨタ・ヤリスWRCで挑むトヨタ勢は、新加入のオット・タナクが2SSでトップタイムを獲得する圧巻の走り。3台ともトップ5入りを果たしている。
2018年シーズンの開幕戦、ラリー・モンテカルロの競技2日目はフランス・ギャップに設置されたサービスパークの南側で争われた。この日も終盤のSS7で強い雨が降るなど、依然として難度の高いコンディションだ。
今季、Mスポーツから移籍してきたタナクは、競技初日終了時点で総合首位と42.4秒差の総合5番手だったが、SS3で移籍後初のステージ優勝を手にして総合4番手に。続くSS4では前を走るライバルがメカニカルトラブルでデイリタイアしたこともあり、SS5終了時点で総合2番手につける。
勢いに乗るタナクはSS6でもステージ優勝を手にすると、雨が降ったSS7、最終SS8で3番手タイムを記録。総合首位のセバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)に14.9秒差まで迫ってみせた。
チームメイトのエサペッカ・ラッピはアンダーステアに苦しめられる場面もあったが、堅調な走りで総合4番手。総合3番手ダニ・ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC)の10.2秒後方につけている。
また、ヤリ-マティ・ラトバラも大きなトラブルに見舞われることなく、総合5番手。ラッピとはわずか0.2秒差だ。
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