レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2016.07.27 13:25
更新日: 2016.07.27 13:26

WRC、来季コントロールタイヤ導入を見送るも、18年以降は「可能性ある」

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


ラリー/WRC | WRC、来季コントロールタイヤ導入を見送るも、18年以降は「可能性ある」

 FIAは2017年の世界ラリー選手権(WRC)にコントロールタイヤを導入するプランを不採用とした。ただし、2018年以降の採用については可能性があるとしている。

 今月初め、WRCプロモーターのオリビエ・シエスラは「数カ月前から議論してきた」とWRCにコントロールタイヤを復活させるプランがあることを明かしていた。今回の決定により、来季WRCでも引き続きミシュランとピレリ、DMACKタイヤによるタイヤ開発競争が行われることとなる。 

 FIAでラリーディレクターを務めるヤルモ・マホネンは、入念に議論を重ねた結果、来季にコントロールタイヤを導入することを見送ったと語っている。

「プロモーターがこのような案を議論するのは普通のことだよ」とマホネン。

「ただし、このプランが来季から導入されることはなくなった」

 なお、マホネンは2018年以降にコントロールタイヤが導入されるかについては「いつでも、そういった可能性はある」と述べている。

「現在は複数のタイヤサプライヤーが参加しており、その全員が世界選手権に参戦することで、開発競争とプロモーション効果による恩恵を得ている。これはとても重要なことだ」

「その一方で、(2010年までコントロールタイヤが導入されていた際に)ピレリがサプライヤーを担っていた時は、財政面でメリットがあった。さらにタイヤのグリップレベルを制限することもできていた」

「メリットとデメリットの両面を考慮して議論を深めていく必要がある。現時点で言えるのは、来季の導入はない、ということだけだ」


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

関連のニュース