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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2018.03.10 08:14
更新日: 2018.03.10 08:18

セバスチャン・ローブ・レーシング、世界ラリークロスにも参戦。ライバルもテスト開始

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ラリー/WRC | セバスチャン・ローブ・レーシング、世界ラリークロスにも参戦。ライバルもテスト開始

 WorldRX世界ラリークロス選手権で、プジョー・スポールのワークスドライバーとして参戦するセバスチャン・ローブが、サーキットを中心に活動してきた自らのチーム、“セバスチャン・ローブ・レーシング(SLR)”を2018年のWorldRXにフル参戦させると発表した。

 プジョーのワークス指定を受けるチーム・プジョー-ハンセンからエントリーする9度の元WRC世界ラリー選手権チャンピオンのローブは自らのチームもこの世界選手権にエントリーさせることを決め、ドライバーにはフランス人のグレゴール・ドゥムースティエを起用。マシンは自らがドライブする車種と同じ、プジョー208RXスーパーカーを投入する。

 もちろん、このプジョー208はプジョー-ハンセンと同じワークスカーではなく、SLRがオンローク、オレカと共同開発した独自のマシンとなり、チームの共同創業者であるドミニク・ハインツはそのコンセプトを「極限まで追い込んだ究極の1台」だと説明する。

「世界ラリークロスへの参戦を発表できてうれしい。これはSLRにとっても新しい、エキサイティングな挑戦になるだろう」とハインツ。

「このカテゴリーは急速に発展しており、ファンやメディアの関心とともに競技レベルも急速に進化している。セバスチャン(ローブ)はこのカテゴリーを熟知しているし、今季は彼と毎ラウンド顔を合わせることができるのもうれしいね」

 ドライバーに起用されたドゥムースティエは、2016年にSLRとともにWTCC世界ツーリングカー選手権にエントリー。昨年はWorldRXに活動の場を移し、DAレーシングのプジョー208で数戦のイベントに参戦するなど、ラリークロスでの経験も重ねてきた。 

「グレゴールのチーム復帰も歓迎したい。彼とはSLRでWTCCでの旅を経験し、その後WorldRXで活躍する姿を見てきた。その経験は非常に役立つはずで、お互いをよく知る相手と仕事をすることはいつだって素晴らしいことだ」と、ドライバーへの期待を語ったハインツ。

セバスチャン・ローブ・レーシングが投入する、SLR、オンローク、オレカ共同開発のプジョー208RXスーパーカー
ドライバーにはSLRでWTCCにも参戦経験を持つグレゴール・ドゥムースティエを起用
セバスチャン・ローブ自身は、引き続きプジョースポール・ワークスのマシン(上段)をドライブする


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