WRC世界ラリー選手権第4戦ツール・ド・コルスは4月8日、デイ3のSS11~12が行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTは、総合2番手で最終日を迎えたオット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)が総合2表彰台を獲得。エサペッカ・ラッピ(トヨタ・ヤリスWRC)は総合6位でラリーを完走した。なお、僚友のヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)は前日のクラッシュの影響で出走できなかった。
コルシカ島南西部に設けられた2本のSSで争われた競技最終日。約44秒という首位セバスチャン・オジエとのギャップを考慮し、表彰台獲得に狙いを定めたチームはこの日の1本目、全長55.17kmのSS11に挑んでいく。
タナクは1986年大会以来、最長距離となったこのロングコースで後続を大きく引き離す圧巻のベストラップをマーク。スタート前はわずか0.1秒だった3番手、ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)との差を12秒に広げてみせる。
続くSS12では「確実に2位を得ることが何よりも重要だったので、リスクを冒さず走った」と言うタナクだが、それでもステージ5番手タイムを記録。今シーズン2度目の2位表彰台を獲得するとともにパワーステージのボーナスポイント1点を加算した。
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