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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2018.04.11 11:57
更新日: 2018.04.11 11:58

プロドライブ、新型『ルノー・メガーヌR.S.RXスーパーカー』の技術詳細を公開

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ラリー/WRC | プロドライブ、新型『ルノー・メガーヌR.S.RXスーパーカー』の技術詳細を公開

 2018年シーズンからWorldRX世界ラリークロス選手権に投入されるプロドライブ製の新型モデル『ルノー・メガーヌR.S.RXスーパーカー』の技術詳細が、パリで開催されたチームのラウンチイベントにて明らかにされた。

 今から14カ月前にプロジェクトの発足がアナウンスされて以降、イギリスの名門モータースポーツ・コンストラクターであるプロドライブはこのラリークロス用新型マシンの製作を急ピッチで進め、先日開催されたWorldRXの開幕前合同テストにて、初めて公式の場に姿を現した。

 そのシルバーストンの第2回合同テストで、ライバルに引けを取らない上々のラップを記録した2台のメガーヌR.S.RXスーパーカーは、ゲラン・シシェリ率いるGCコンペティション(GCK)から2018年シーズンにエントリー。シシェリ本人と、ジェローム・グロセット-ヤニンがステアリングを握ることが発表されている。

 フランス自動車クラブが主催し、先週の水曜にパリで開催されたラウンチイベントでは、そのマシンカラーリングと技術詳細が公開され、プロドライブがこれまでラリー・フィールドで培ってきたノウハウと技術が惜しみなく投入された、一線級のマシンに仕上がっていることが確認された。

 プロドライブは、このマシンに関してラリークロスで競争力を決定づける3つの主要分野、パワートレーン、サスペンション、サブフレームの最適化に取り組んだと説明。シャシーとエンジンはWRC世界ラリー選手権からの知見を活用し、「ユニークな機構を内蔵した」と謳われる5速のシーケンシャルギヤボックスは、同じくイギリスのX-trac社との共同開発品となっている。

 ベースモデルのメガーヌとは異なり、600馬力オーバーの出力を誇る2リッター4気筒のターボエンジンはフロントに縦置きとされ、これも「妥協を廃し、パワートレーンを最適化するため」の決定だとプロドライブは説明。補機類の中でも重量のかさむターボチャージャーやスターターモーターなどは、エンジンブロックの前方に低くマウントされた。

プロドライブが開発と製作を担当し、GCKがオペレーションを担う『ルノー・メガーヌR.S.RXスーパーカー』
プロドライブ内製で、ギャレット製ターボやコスワースのマネジメントを採用した2リッター4気筒直噴ターボ
カラーリングも初披露された『ルノー・メガーヌR.S.RXスーパーカー』。ダンパーはプロドライブ&オーリンズとなる


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