5月17日、WRC世界ラリー選手権第6戦がポルトガルで開幕した。ラリー初日のデイ1はシェイクダウンとラリークロスコースを使ったSS1が行われ、事前のシェイクダウンはTOYOTA GAZOO Racing WRTのヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)がトップタイムをマーク。SS1では前戦アルゼンチンで2018年シーズン初優勝を遂げたオット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)が首位に立っている。
フライアウェイ・ラウンドのアルゼンチンからヨーロッパに戻ってきたWRC。2018シーズン中盤戦、欧州連戦のファーストステージであるラリー・ポルトガルは、第5戦に引き続きグラベル(未舗装路)での争いとなる。
17日(木)午前に行われたシェイクダウンでは、全長4.6kmのコースでラトバラが3分03秒5という最速タイムをマーク。これに0.3秒差でセバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)、ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)が2番手タイで続き、トップから0.7秒遅れの4番手タイにはクリス・ミーク(シトロエンC3 WRC)とアンドレアス・ミケルセン(ヒュンダイi20クーペWRC)が並んだ。
第4戦ツール・ド・コルス、第5戦アルゼンチンの2戦続けてリタイアを余儀なくされているラトバラは「(シーズンの)序盤戦は厳しいラリーが続いたが、このラリーをシーズンの転換点にしたいと思う」とWRC.comに語った。
「3回の走行でセッティングに大きな変更はしていない。これはセットアップが正しいことを意味しており、クルマに競争力があると信じている」