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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2018.05.22 06:25
更新日: 2018.05.30 11:25

世界ラリークロス:ル・マン勝者アレックス・ブルツがノルウェー戦にエントリー

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ラリー/WRC | 世界ラリークロス:ル・マン勝者アレックス・ブルツがノルウェー戦にエントリー

 元F1ドライバーでル・マン24時間で2度の総合優勝を果たしているアレクサンダー・ブルツが、6月開催のWorldRX第6戦ノルウェー・ヘル・ラウンドにスポット参戦する。かねてから参戦を模索してきたラリークロス世界選手権へのデビューを実現することとなった。

 ブルツがWorldRXデビュー戦でドライブするのは、この数年越しでともに参戦機会を探ってきたマックス・プッシャー率いるMJPレーシング・チーム・オーストリアのフォード・フィエスタRXスーパーカーEvo.3で、ブルツは2016年の後半に欧州ラリークロス選手権(ユーロRX)の会場であるオーストリア・グラインバッハのトラックで初テストを経験している。

 そのテスト直後にマシンの感触を語っていたブルツは「このマシンのパワー感は最高で、本当に印象的でクールなものだった。なぜこのスポーツとドライビングに僕が惹かれていたのか、一瞬にして理解することができたよ」と、その魅力を熱く語っていた。

 F1時代にはベネトンやマクラーレン、ウイリアムズで活躍したブルツは、その後スポーツカー耐久に舞台を移し、1996年にはチーム・ヨーストのポルシェWSC95、2009年にはプジョー908HDi FAPで2度の総合優勝を達成。2012年からはTOYOTA GAZOO Racingに移籍し、WEC世界耐久選手権でチームのタイトル獲得に貢献した。

 そんなブルツの幼少期に彼のキャリアを決定づけたルーツこそがラリークロスであり、父のフランツ・ブルツは1974年を皮切りに、76年、82年と欧州選手権で3度のチャンピオンに輝くなど、ラリークロスで活躍を演じたドライバーとして知られている。

 2016年のグッドウッド・フェステバル・オブ・スピードでは、その直前にレストアが完了した父フランツのタイトル獲得マシン『ランチア・ストラトス』をドライブ。その際にも、自身のルーツであるラリークロスへの意欲を明かしていた。

2016年にWECトヨタのレギュラーを降りて以降、チームのアドバイザー職を務める
2017年までWorldRXにレギュラー参戦したMJPは、STARD製のフォード・フィエスタRXスーパーカーEvo.3を使用する


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