WRC世界ラリー選手権と、WorldRX世界ラリークロス選手権の双方でワールドチャンピオンを獲得したペター・ソルベルグの長男、16歳のオリバー・ソルベルグがいよいよ世界選手権にデビューすることが明らかとなった。
オリバーは当時15歳だった2017年に、父ペターの愛機であったシトロエンDS3 RXスーパーカーをドライブしてラリークロス・デビューを果たしたばかり。そのデビュー戦では元チャンピオンマシンを振り回して早くも才能の片鱗を披露している。
2018年も地元ノルウェーのラリーXノルディックに参戦し、3戦2勝を挙げランキング首位を快走しており、直近のWorldRXスウェーデン戦では、サポートカテゴリーとなるヨーロピアン・ラリークロス(EuroRX)のリザーブリストにも名を連ねていた。
2018年シーズン終了前にWorldRXイベントへのスポット参戦を計画しているオリバーは、2019年には本格的にシリーズを追うプログラムも予定しており、その際にはWorldRX併催のヨーロピアン・ラリークロス(EuroRX)でフルシーズンを戦う計画だという。
「9月のラトビアでの1戦にチャレンジしてみたいと思っているんだ。あそこは本当に楽しいトラックだからね」と参戦計画を口にしたオリバー。
「僕としては参戦を希望しているけれど、それが許されるかどうかを見てみないとね」
第9戦WorldRXオブ・ラトビア、リガへのエントリーに向け「WorldRX登録か、EuroRX登録か」を尋ねられたオリバーは、「もしEuroRXでのエントリーが認められなかった場合、WorldRXでの参加になるだろうけど、正直なところまだどうなるかはわからない」とした上で、次のように語っている。
「僕が思うに、このマシンでWorldRXエントリーで参加するには厳しいトラックだと思う。ターマック(舗装路)路面が60%近いコースだからね。でも素晴らしいトラックだしチャンピオンシップを賭けて戦うわけじゃないから、どんなレベルなのかを試してみたいし本当に楽しめると思うんだ」