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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2018.08.08 11:40
更新日: 2018.08.09 11:40

世界ラリークロス第7戦:フォルクスワーゲンのクリストファーソンが6勝目。ローブが3位表彰台

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ラリー/WRC | 世界ラリークロス第7戦:フォルクスワーゲンのクリストファーソンが6勝目。ローブが3位表彰台

 WorldRX世界ラリークロス選手権は8月4~5日、カナダのトロワ-リビエールで第7戦が行われ、ランキングトップのヨハン・クリストファーソン(フォルクスワーゲン・ポロRスーパーカー)が優勝。今季6勝目を飾った。

 今シーズン、ここまで圧倒的な強さを発揮しているクリストファーソンだが、現地4日(土)に行われた予選ヒート1で10番手、予選ヒート2では7番手と苦しい走り出しとなった。

 しかし、一夜明けた現地5日(日)に行われた予選ヒート3、予選ヒート4はトップタイム。ファイナル進出を賭けたセミファイナル1でトップチェッカーを受ける快走をみせた。

 続いて行われたセミファイナル2はティミー・ハンセン(プジョー208WRX)が制してフロントロウを確保したほか、ファイナルにはアンドレアス・バッケルド(アウディS1 EKS RXクアトロ)、ジャニス・ボウマニス(フォード・フィエスタRXスーパーカー)、セバスチャン・ローブ(プジョー208RX)、ペター・ソルベルグ(フォルクスワーゲン・ポロRスーパーカー)が進出した。

世界ラリークロス第7戦 ファイナルスタートシーン
世界ラリークロス第7戦 ファイナルスタートシーン

 迎えたファイナルでは、スタートで3列目のソルベルグとローブがポジションを上げた一方、2列目スタートだったボウマニスは最後尾まで後退してしまう。

 その後、2周目には4番手のソルベルグ、3周目には3番手のエクストロームが通過義務が課されている遠回りセクション“ジョーカー”を通過し、後方からの追い上げを図る。

 4周目にはハンセンもジョーカーをクリアして、エクストローム、ソルベルグの前方、3番手でメインコースへ復帰する。

 すると、この動きに反応したか、5周目には首位クリストファーソン、2番手ローブもジョーカーを消化。ハンセンに対し3.6秒のリードを築いていたクリストファーソンはトップを維持したままコースへ戻ったが、ローブはハンセンを抑えきれず3番手に後退してしまう。

世界ラリークロス第7戦を制したヨハン・クリストファーソン(フォルクスワーゲン・ポロR スーパーカー)
世界ラリークロス第7戦を制したヨハン・クリストファーソン(フォルクスワーゲン・ポロR スーパーカー)

 結局、クリストファーソンは一度もトップを譲らない盤石の走りでトップチェッカー。ランキングでのリードを55点まで広げてみせた。

「土曜日のフィーリングは最悪だった。今朝のウォームアップもとくにグラベル(未舗装路)セクションでマシンのフィーリングに納得していなかった」とクリストファーソン。

「だから僕をサポートしてくれたチームとペター(ソルベルグ)に感謝したい。彼らのおかげでドライビングに集中できたし、グラベルセクションの走りについては、ペターと自分のデータを比較することができたんだ」

「ファイナルのスタートがうまく決まらなかったけど、(隣りにいた)ティミー(ハンセン)も同じだった。そのあとは1周目からとにかくギャップを作ることだけを念頭に置いていたよ」

「この週末、プジョー勢の走りは本当に脅威だったから、大量得点できてうれしい。トロワ-リビエールを2年連続で制することができたのもうれしいよ

 2位はハンセン、3位はローブとプジョーワークス勢が続いた。

 WorldRX第8戦は9月1~2日、フランス・ロエアックで行われる。


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