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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2018.09.04 14:37
更新日: 2018.09.04 14:38

世界ラリークロス第8戦:最終ラップの逆転劇で2017年王者クリストファーソンが7勝目

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ラリー/WRC | 世界ラリークロス第8戦:最終ラップの逆転劇で2017年王者クリストファーソンが7勝目

 WorldRX世界ラリークロス選手権は9月1~2日、フランス・ロエアックで第8戦が行われ、ヨハン・クリストファーソン(フォルクスワーゲン・ポロR スーパーカー)が最終ラップで逆転劇を演じ、シーズン7勝目を挙げた。

 シリーズ8戦目の舞台となったロエアックは1周1.088kmのトラックでアスファルト路面とダート路面の比率は33%、66%だ。

 2017年のシリーズチャンピオンで第4戦から連勝中のクリストファーソンは予選ヒートにあたるQ3、Q4でトップタイムをマーク。セミファイナル1ではスタートで出遅れてマティアス・エクストローム(アウディS1 EKS RXクアトロ)の後塵を拝したものの、ファイナルの2列目グリッドを手にした。

 セミファイナル2はアンドレアス・バッケルド(アウディS1 EKS RXクアトロ)が制し、エクストロームとともにアウディ勢がフロントロウを独占。2列目にはクリストファーソンとセバスチャン・ローブ(プジョー208 WRX)、3列目にはペター・ソルベルグ(フォルクスワーゲン・ポロR スーパーカー)、ティミー・ハンセン(プジョー208 WRX)がつけた。

6周のファイナルは終盤までアウディ勢がワン・ツー体制を維持していた
6周のファイナルは終盤までアウディ勢がワン・ツー体制を維持していた

 迎えたファイナルのスタートでは、フロントロウのアウディ勢が好スタートを切り、ワン・ツー体制のまま1コーナーをクリア。3番手にクリストファーソン、3番手にハンセンと続いていく。

 3列目スタートだったソルベルグは1周目に遠回りセクション“ジョーカーラップ”の通過義務を消化して、最後尾に後退。その翌周にはクリストファーソンがジョーカーラップを消化し、5番手でコースに復帰した。

 ロエアックでのジョーカーラップ通過によるロスタイムは1.2秒。先頭を走るアウディの2台、3番手のハンセンは、ジョーカーラップを通過したローブを交わし4番手に浮上したクリストファーソンに対し充分なマージンを築くべく、ペースを上げていく。

 そしてファイナルラップの6周目、トップのバッケルドは4番手クリストファーソンに1.304秒のマージンをもってジョーカーラップへ。僅差でポジションを守れる計算だったが、前が開けたクリストファーソンが猛プッシュ。

クリストファーソンは最終ラップで逆転に成功。そのままフィニッシュラインを駆け抜けた
クリストファーソンは最終ラップで逆転に成功。そのままフィニッシュラインを駆け抜けた

 ジョーカーラップと本コースが合流するポイントで、バッケルドとクリストファーソンはほぼ横並び。しかし、その先の6コーナーは左コーナーで、クリストファーソンがイン側につけていたため逆転に成功。そのまま逃げ切ったクリストファーソンが連勝を記録を5に伸ばすとともに、2018年シーズン7勝目を飾った。

 2位はバッケルド、3位はソルベルグが確保し、フォルクスワーゲン勢が1位、3位表彰台を手にしている。

■辛勝のクリストファーソン「クリーンに走れたのはQ4だけ。かなりタフな週末だった」


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