WRC世界ラリー選手権第11戦ラリーGBは10月5日、SS2〜9が行われ、オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)が総合首位に浮上。28.8秒差の総合2番手にティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)、その2.5秒差でヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)が続いている。
■Mスポーツ・フォード
●セバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)/デイ2総合5番手
「今日はポジティブな気持ちを維持することが難しかったが、起きてしまったことは仕方ない。午後の走行ではとにかくプッシュしたけど、それでも(順位を挽回するだけの)タイムが出なかった」
「(ランキング面では)総合4位や5位でフィニッシュしても意味がないから、明日はリスクを背負ってでも勝負に出る」
「僕が望んでいたような立ち上がりではないけど、先は長いからね」
●エルフィン・エバンス(フォード・フィエスタWRC)/デイ2総合39番手
「午前中はいい走りができていたし。マシンのフィーリングも良かったんだ。ただ(昼間の)サービスを終えたあと、エンジンがミスファイヤしていることがわかって、SS間のリエゾン(移動区間)で症状がひどくなった」
「その結果、デイリタイアせざるを得なかったんだ。ただチームはトラブルを修復してくれるから、明日は戦いに復帰できるはずだ」
●テーム・スニネン(フォード・フィエスタWRC)/デイ2総合27番手
「今日の走り出しは良かった。総合順位もいいところを走っていたんだけど、最後のステージでイン側をカットしすぎて木にぶつかり、その次の左コーナーでサスペンションが壊れてしまった」
「完全に自分のミスだ。表彰台を争っていたしマシンの感触もよかったから恥ずかしいよ」
■ヒュンダイ・モータースポーツ
●アンドレアス・ミケルセン(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ2総合9番手

「思い出したい1日ではないね。午前中はペースが出せず、マシンから安定した感触を掴むのに苦労していた。ランチタイムサービスの間に、エンジニアと調査をして少々変更を加えたら、午後の走行では感触が戻ったよ」
「残念ながらそれでも本当に速いペースを出せなかったが、明日がある。僕たちはプッシュしていくよ」
●ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ2総合2番手

「1日を通して順調に進むことができた。午前のオープニングの走行はとてもトリッキーだったし、出走順が一番だったので簡単ではなかった。正直なところ、そのせいで少々不利だったと思う」
「辿れるラインがなかったし、マシンにも手こずっていた。午後にはマシンのハンドリングの面でも、ステージのコンディションの面でも状況は良くなり、より改善されたと感じたよ」
「今日はこれ以上のことはできなかったと思う。オット(タナク)は大きくリードを広げているが、土曜日には非常に長く厳しい1日が待っている。間違いなく全力を尽くしていくよ」
●ヘイデン・パッドン(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ2総合7番手
「今日は着実に進んで行こうとしていた。午前の走行ではマシンの感触は良かったが、このコンディションではグリップとトラクションが足りなかった。2度目のステージでは、コースを外れてしまい、タイムを少し失ったんだ」
「午後の走行では、出走順が大きな鍵となっていたから、自分たちの作戦に集中し続けた。土曜日の走行順はより有利になるから、1日を通して調子を上げていこうと思う」